MPLAB X IDEで開発していると、コメントアウトした日本語が文字化けしていませんか?
プログラミングをやっていると、開発途中に気付いたことや忘れてはいけないことがどうしても出てきますよね。そんな時、僕たちはコメントアウトで注記を記載していきます。
時間が経ってからプログラム全体を見返すと、もう忘れてしまっている設定やコマンドがいくつも出てきます。「コメントを書いておけばよかったな」なんて思いを何度も噛み締めていると、自然とコメントアウトを書いていくようになるはず。
もしも、大切なコメントが全部文字化けしていたら、落ち込みますよね。
僕の場合、MPLAB X IDEで組み込みプログラミングをやっていた折、1日かけて記載していった全てのコメントが文字化けしてしまいました。その日はとてもやる気が起きずに、そっと開発環境を閉じて、ぼんやりと空を眺めていようと心に誓いました。
文字化けが起きないように設定をしない自分に問題があるのは理解していますが、僕以外の方々にそんな悲しみを背負ってほしくないです。
なので、今回はMPLAB X IDEで日本語の文字化けが起きないようにする対策について紹介します。
MPLAB X IDE の日本語文字化け対策
新規にプロジェクトを作成する場合
"File"タブにある"New Project"から新規にプロジェクトを作成していくと、以下の順序でダイアログボックスが進んでいきます。- Choose Project
- Select Device
- Select Header
- Select Plugin Board
- Select Compiler
- Select Project Name and Folder
プロジェクトの名前や保存先ディレクトリを設定する"Select Project Name and Folder"の段階で、日本語が文字化けしないエンコーディングを設定できます。
"Encoding" を "Shift_JIS" へ切り替えてから(画像だと赤枠部)、finishして下さい。既存のプロジェクトの場合
Projectのプロパティを選択し、"Project Prperties"を開いてください。
"General"の項目を選択して下さい。
"Encoding" を "Shift_JIS" へ切り替えてから(画像だと赤枠部)、OKして下さい。
プロジェクト作成の度にやりたくない場合
"Tools"タブの"Options"を選択して下さい。
開いたOptionsフォームで"Embedded"を選択し、"Generic Settings"タブを選択して下さい。
"Default Charset"を"Shift_JIS"へ切り替え、OKして下さい。
まとめ
今回は MPLAB X IDE でコーディングをしていく際、日本語が文字化けしてしまう問題への対策について紹介しました。
日本語表記が出来るCharset は "Shift_JIS"です。
新規にプロジェクトを作成する場合、プロジェクト名や保存先ディレクトリを決定する"Select Project Name and Folder"の段階で"Encoding"へ "Shift_JIS" を設定します。
既存のプロジェクトの場合、Projectのプロパティを開き、"General"の項目にある"Encoding"へ"Shift_JIS"を設定します。
Charset をデフォルトで"Shift_JIS"にする場合、"Tools"タブから"Options"を開き、"Embedded"の"Generic Settings"タブにある"Default Charset"を"Shift_JIS"にします。
これでもう日本語が文字化けしなくなります。
いつ見返しても良いように、大切なコメントをたくさん書き入れましょうッ!
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