2021/07/17

読書用端末としてKindle Paperwhite(広告付き)とiPad Air3を比較調査してみた

「Kindle Paperwhite買おうか、買わないか、俺はどうすればいいんだ」

 「読書用端末に1万も払う価値があるのか分からない」

購入する前は私もそういう風に考えていました。

Kindle Paperwhiteとその付属品一式
 

読書用端末としてKindle Paperwhite(広告付き)とiPad Air3を比較調査してみた

 

こんにちは、a-keyです。

今回は読書用端末として名を馳せるAmazon Kindle Paperwhiteについて紹介します。

 

正直言って、読書用端末とは言われているもののKindle Paperwhiteを買うのに1万も払うのってどうだろう? って思っちゃいますよね。

実は私もそんな考えを持っていました。

 

タブレット端末だとは言え、ネット検索機能は試験段階だし、Google StoreやApple Storeでアプリを入れれるわけでもない。

そもそも画面はモノクロだから、もしもYoutubeを観れたところで昭和のテレビを体験するに過ぎない。

Kindle Paperwhiteは本を読む為に購入するのであって、それ以外の機能は期待できない。

なのに、1万程度も支払うなんて、無駄じゃない? と考えていました。


そんな私が結果的にKindle Paperwhiteを買った理由は、

 

「最高の読書環境を体験してみたい」

 

という、言い逃れも出来ない興味本位です。


私達が何処かに遊びに行ったり、勉強会に参加したりすれば、1万なんて気が付けば使っちゃっています。

その費用を「最高の読書環境の体験」学習に使うと決めました。

そして、数か月前のAmazon プライムデーの時、プライム会員になりKindle Paperwhiteを購入しました。


体験学習の目的で買った私が実際にKindle Paperwhiteを使ってみて感じたメリットやデメリットについて、以下で記載していきます。



Kindle PaperwhiteをiPad Air3と比較してみる

私はKindle Paperwhiteを買う以前からiPad Air3を所持しています。

そして、iPad Air3へKindleアプリを入れて、読書していました。

iPad の読書も快適なんですよ。

画面広いし、クリアに映るし、レスポンスも問題ない。

不満のフの字も見当たらない環境で読書をしていたので、せっかくだからiPad Air3とKindle Paperwhiteとを比較してみます。



iPadにKindleアプリを入れて読書をするメリット

iPadを読書ツールとして使用するのは、Kindle Paperwhiteを買った後でさえ、そのメリットが失われないほどに読書に適した環境です。

  1. 画面サイズが広くて、大体の電子書籍は両開き状態で表示可能
    ディスプレイサイズの広さはそのまま表示できる面積に直結するので、iPad Air3の広さがあれば大判の書籍であれ、雑誌であれ両開き状態で読んでいく事が出来ます。

  2. ページ送りやラインマーカーはレスポンス無く行える

  3. バッテリ持ちがよく、1日中読んでいても問題にならない
    Apple製品はバッテリ持ちが良いので、フル充電していれば1日中読んでいてもバッテリ切れが起きずに済みます。
    バッテリの残量を気にしながら読書しても、読んだ気になれませんよね。



iPadにKindleアプリを入れて読書するデメリット

上述した通り、iPadは読書するのに不自由しない環境が整っていますが、「これはちょっと……」という点もあります。

  1. iPadは重すぎて、サイズが大きすぎる
    iPad Air3はタブレット端末の中では軽量な方に位置していますが、仰向けになってiPadを手にもって読もうとしたら、「あれ、筋トレしているのかな?」って思ってしまいます。
    腕にズシッとくる重量感はiPadの名前を「iPad Arm Training」に変えたくなります。
  2. 読書を邪魔する誘惑が多い
    iPad Air3はApple Storeから色々なアプリを入れられて便利ですよね。lineやtwitterでやり取りできるし、Webで分からないことを検索できるし、不自由ありません。
    読書中には、この便利さ全てが誘惑となって邪魔しに来ます。通知が来れば集中が切れ、ひょんにもWeb検索始めたら泥沼にはまってWebから帰ってこれなくなる。
    気が付けば読書なんて忘れてしまうでしょう。
  3. 防水機能が無い
    何気に私が一番気にしているのが、この防水機能の無さです。防水機能が無いということは、紙媒体と同じ環境でしか読めません。つまり、本が読めない環境では読書は不可能なので、読書をする時間の量そのものを変えられないのです。



Kindle Paperwhiteを利用するメリット

iPad Air3でデメリットだった面が、Kindle Paperwhiteでは全てメリットになっています。

  1. 軽い、持ちやすい
    本当にこの一言。あまりに軽すぎて、iPad Air3には鉛が仕込んであるんじゃないのかと疑うほどです。大きさも調度良く、片手で持って操作するのに不自由しません(ちなみに私の手は小さい方で、例えるならば海外製ゲーミングマウスを使おうとしても指の長さが足りずに断念しています)。
  2. 読書専用端末 = 誘惑が無い
    驚くほどに誘惑がありません。だって、Kindle Paperwhiteはあらゆる機能が制限されており他のアプリが入っていませんので、誘惑が起きようがないのです。その為、自分自身の集中力が続く限り読書を永遠と続けていられます。
    私は読書をずっと続けていて、いつの間にか休みが終わってしまったくらいです。
  3. 防水機能とカメラ無しの機体構成はどこでも使える
    私は何気に気に入っている点です。紙媒体の本や防水機能が無い電子書籍リーダーでは読書できる環境は変わりませんでしたが、防水機能が付与されることで既存の枠組みの外で活躍出来ます。入浴、プール、海水浴、釣り、滝行といった、電子機器にとって天敵となる水のある環境で利用できるのです。
    それに、カメラもついていないので、如何わしい目的で利用していたと疑われることもありません。仮に疑われたとしても、相手の誤解が簡単に解けるのは言うまでもありません。

さらにKindle Paperwhiteだけにしかない良い点があり、見方によってはiPad Air3の完全上位互換的立ち位置に立っていると感じています。

  1. 他者がマーカーした所を教えてくれる
    読書中に他の読者の方々がマーキングした文節を教えてくれます。この機能を最初に見た時、本当に便利だと感じました。というのも、他の読者がマーキングしている個所はその書籍にとって重要と思われている個所なので、その文節を記憶しておけば書籍の話題を挙げた際に意識を共有しやすくなります
  2. 画面が小さい ≠ 文字が小さい
    実は文字サイズが自動で調整されて、読みやすい大きさで表示されます。サイズを変えたい場合はピンチアウト(2本の指で広げる)すれば、文字サイズを変えられますので、画面の小ささが不利になる状況はありません。
  3. バッテリ効率が恐ろしく高い
    Kindle Paperwhiteは恐ろしいまでの省電力設計がなされており、その実力はiPad Air3と比較できないほどに優秀です。満充電してからひと月の間、日々使用し続けていますが、未だに充電せずに利用できます
  4. 画面のバックライトが優しい明るさ
    本当の紙のような優しさという売り文句の通り、液晶のバックライトが優しいので、就寝前に読んでも目がチカチカする現象が起きにくいです。

 

 

Kindle Paperwhiteのデメリット

Kindle Paperwhiteのメリットを挙げたように、iPad Air3と比較して、圧倒的に読書に適した環境が整っています。

とはいえ、やっぱり「全てにおいて万能か?」と問われると、首を縦には振れません。

実はKindle Paperwhite特有のデメリットも持ち合わせており、iPad Air3の完全上位互換には成り切れない側面があります。

  1. モノクロ表示 = 図解やグラフ・イラストが判読出来ない
    モノクロ表示って時点で察した方もいると思いますが、色分けして表示している書籍の場合、判読できません。私の場合、パソコンを使って何かを作る系の本をよく読んでいるのですが、この手の書籍は色分けや配色方法が細やかに載っています。ですが、Kindle Paperwhiteではその色が見えないので、この手の書籍を読む場合、iPad Air3を使うようにしています。
  2. 処理能力が低く、レスポンスが悪い
    省電力設計を実現する為に、処理能力が低く設定されています。その為、画面を切り替える為にタップしたとしても、直ぐには処理が実施されません。「あれ、タップしたよね?」って不安になるころに画面が切り替わります。
    ラインマーカーを引く時もやっぱりレスポンスが悪いので、地味に時間を要します。待った末に別の個所が選択されてしまい、「引きたい個所はここじゃないよ」的な状況になってしまい端末をぶん投げたくなる時もあります。

上記したデメリットは致命的なものなんですよね。

快適に読んでいる時にこれらの問題に直面すると、地味にストレスになります。

発生する要因としては、いずれもマシンスペックの低さが起因となっていますので、私が試した限り解決方法はありませんでした。

 

 

Kindle Paperwhiteを買った方が良いの?

iPad Air3とKindle Paperwhiteを比較して、各々のメリットとデメリットを挙げました。

最高の読書環境と言われているKindle Paperwhiteですが、やはりデメリットがあり、完全な意味でiPad Air3の上位互換とは言えませんでした。


とはいえ、iPad Air3の上位互換になれない理由は、Kindle Paperwhiteで読むのに適さない書籍の分野に限られます。

読んでいる書籍が図解で読者に分かりやすく説明しようとしているものであったり、カラーの挿絵に使っていたり、数値をグラフ化していたりするものであれば、Kindle Paperwhiteのデメリットばかりが目についてしまいます。

他方、読んでいる書籍が活字主体の小説であったり、専門書であったり、モノクロ表示で十分に理解出来る図解・グラフを描いた書籍であったりすれば、iPadを選択する必要もなく、Kindle Paperwhiteで快適に読むことができます。


「Kindle Paperwhite = 最高の読書用端末」である為には、Kindle Paperwhiteに適した書籍の分野を読む必要があります。

私達、人でさえ適材適所という言葉で言われているのですから、Kindle Paperwhiteだって適材適所でなければ、その真価を発揮出来ないのは言うまでもありませんね。


貴方が読もうとしている書籍はどのようなジャンルでしょうか?

 

図解本や料理・レシピ本、画集、 趣味本ならば、Kindle Paperwhiteは買うべきではありません。

Kindle Paperwhiteが苦手な分野ですので、無駄な買い物になります。

 

それらではなく、小説や専門書、自己啓発本のように活字が主体となっているのであれば、Kindle Paperwhiteは最高の読書用端末となります。

Kindle Paperwhiteは、貴方へ最高の読書環境を体験させてくれます。


最高の読書環境に興味ありませんか?



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