こんにちは、a-keyです。
Blenderを使っていて、こんな悩みを抱えていませんか?
- Youtubeなどで制作工程を配信しようとしているけれど、カーソルの位置は見にくいし、どんな操作をしているのか分かりにくいよね
- 自分の制作工程を録画して問題点を見つけようと思ったけれど、後々見返したら何をしているのか自分自身でさえ、さっぱり分からなかった
- ゲーム配信みたいに、入力キーの表示が出て欲しい
私自身、Blenderでモデリングを解説する記事を書くようになって似たような悩みを抱えました。
その悩みを解決する第一歩として、Screencast-Keysというアドオンを見つけたので紹介します。
このアドオンは次の方々ならば絶対に入れた方が良いです。
- Blenderの画面を操作する映像を配信やプレゼンをしようとしている方
- 自分自身の動きを録画して、後々に見返そうと思う方
- アドオンならば何でも入れるアドオンジャンキーの方
ちなみに当ブログでは初心者向けにblenderでのモデリングの仕方を紹介しています。
興味のある方はこちらをクリックして下さいね。
【Blender】無料アドオン Screencast-Keysを使って、入力したキーを画面上に表示しよう
私が抱えた悩みとは?
Screencast-Keysを紹介する前に、私がこのアドオンへ至った経緯について記載していきます。
興味の無い方はパパっと飛ばしちゃってください。
Blenderの記事を書く際に悩んでいるのは、記事の材料となるモデリングを行う過程が煩雑になってしまっている点です。
他の方はどのような事を行って記事にしているのか分かりませんが、私の場合は以下の行為を同時に行っています。
- blenderでモデリング
- bloggerで記事を書く
- スクショを取って名前を付けて保存
- 保存したスクショを画像編集ソフトで加工
やっていることはモデリング以外全て単純なもので、ブラウザでキーボードを打つだけだったり、PrintScreen Keyを押すだけだったり、画像編集ソフトで加工するだけだったりです。
ですが、これらが組み合わさると次の流れになります。
モデリング -> スクショ撮影 -> 画像編集 -> 記事を書く -> モデリング -> ...(略
bloggerの記事を書いてスクショまで貼った後、モデリングに戻って「おかしい場所あるから修正しないと」なんて事が起きると、記事を消してやり直しが発生します。
煩雑極まりない……
この煩雑さを解消したいと考えています。
悩みを解決するには?
複雑になってしまっているものは分解して単純化するに限ります。
先ほど挙げた4つの行為をPCスペックの負荷加減で分割したところ次のようになります。
高負荷
- blenderでモデリング
低負荷
- bloggerで記事を書く
- スクショを取って名前を付けて保存
- 保存したスクショを画像編集ソフトで加工
この分け方であれば、最初にモデリングを集中的に行い終わらせてしまい、次のステップでそれを記事にすれば良い流れになります。
つまり、モデリングを行っている間、画面キャプチャソフトで録画しておき、制作過程を記録化すれば良いと考えました。
記事を書く段階で既にモデリングを終えているので、完成した造形物の結果が分かっており、記事全体の進め方や終わり方も検討に含められます。
早速、録画を試行しながら、草刈鎌やリボンをモデリングしてみました。
これらをモデリングした時の録画したデータを眺めたところ、何のキーを入力しているのか不確かな点が多々見られました。自分で作り上げた制作過程のはずなのに、後になって観ると他人が作っているように観えるのです。
不思議ですね……
そんなわけで入力したキーを表示させて行為を判読出来るようにしました。
Screencast-Keysの導入と使い方
blenderでモデリングしている際のキー操作を画面上に表示する無料アドオンです。
作者はぬっちさんですが、本人曰く元々の開発者の方々の貢献も大きいそうです。
使わせて頂く身からすると、作者の皆様に感謝です。
本来の用途はblenderを使いながらプレゼンや解説動画を作るのに使います。
ゲーム配信のように、現在の操作内容が画面端に表示し続けてくれるので、視聴者が観ていても何の操作を行っているのかが分かるようになります。
入手は以下のサイトから最新バージョンのzipファイルをダウンロードして下さい。
アドオンの導入方法は以前、紹介していますのでこちらを参考にしてください。
Screencast-Keysの使い方
3Dビュー上で表示される右側のメニューを開き、Screencast-Keysのタブを選択して下さい。
タブの中にScreencast-Keysのチェックボックスがあるので、そちらを有効化すれば入力したキー操作が画面上に表示されるようになります。
設定項目できる項目は下記のとおりです。
- カラー:画面上に表示する文字の色
- 影:文字に立体感を付ける影の色
- 背景:表示位置を塗りつぶす背景色
- フォントサイズ:画面上に表示する文字の大きさ
- Mouse Size:画面上に表示するマウスアイコンの大きさ
- 原点:表示する文字の原点位置
- 整列:表示する場所(左・中央・右)
- オフセット:整列した場所から移動する距離
- Display Time:画面に表示する時間
- Max Event History:入力履歴を表示する件数
- Show Mouse Events:マウスアイコンの表示有無
アドオンの製作者である、ぬっちさんが挙げているScreencast-Keysの紹介動画もありますので、是非観てください。
[Blender Add-on] Screencast Keys (v3.0) Tutorial
Blender Add-on Tutorial: Screencast KeysVersion: 3.0See details below links.https://github.com/nutti/Screencast-Keys▼ Contact ▼◇ Twitter @nutti__(https://tw...
a-key の Keypoint
キー入力を画面に表示してくれることで、操作している方の動きを第三者が見る際には見やすくなりますね。
しかし、操作する画面そのものに表示しているという事は、操作している人の画面領域を奪っているといっても過言ではないので、操作しづらくなっているかもしれません。
特に小さな画面を使っている方だと、見える領域が減ってしまうので注意が必要です。
私の場合、1900x1600程度のディスプレイを使用しているので、Screencast-Keysを表示しても「画面が見辛くなった」という印象は受けませんでした。
むしろ、文字が小さいと感じましたのでフォントサイズとMouse Sizeを調整しました。
Blenderの画面色に対して、文字色が白だと見辛いかなと感じて、Screencast-Keysの背景色なども調整してみましたが、 背景色は塗りつぶしによって表現されてしまいます。
背景色に関しては制作に支障が出たので、初期値に戻しました。
このアドオンは操作する方・操作内容を観ている方双方に影響するので、使用する環境に合わせて大きさや色合いを設定する必要があります。
最後に
今回は無料アドオン Screencast-Keys を導入し、キー操作を画面上に表示化する方法を紹介しました。
このアドオンは次のような方々にお勧めです。
- Blenderの画面を操作する映像を配信やプレゼンをしようとしている方
- 自分自身の動きを録画して、後々に見返そうと思う方
- アドオンならば何でも入れるアドオンジャンキーの方
アドオンを導入した後は、自分自身の環境に合わせて設定することをお勧めします。
設定項目は次の通りです。
- カラー:画面上に表示する文字の色
- 影:文字に立体感を付ける影の色
- 背景:表示位置を塗りつぶす背景色
- フォントサイズ:画面上に表示する文字の大きさ
- Mouse Size:画面上に表示するマウスアイコンの大きさ
- 原点:表示する文字の原点位置
- 整列:表示する場所(左・中央・右)
- オフセット:整列した場所から移動する距離
- Display Time:画面に表示する時間
- Max Event History:入力履歴を表示する件数
- Show Mouse Events:マウスアイコンの表示有無
なお、私の環境でのお勧め設定はフォントサイズとMouse Sizeを大きくし、あとは全て初期設定です。
特に背景色を設定してしまうと、制作に支障が出る恐れがあるので、注意しましょう。
今回も最後までお付き合いくださり、有難う御座いました。
Blenderに関する記事は他にもあります。
お時間がありましたら、そちらも目を通して頂けると嬉しいです。
それでは、また次の記事でお会いしましょうッ!
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