こんにちは、Akira(slide_japan)です。
Windowsのバージョンもとうとう11になり、少しずつ最新のものに切り替わっていますが、それでも、古いバージョンを使っている人も少なくないはず。
特にWindows XP やWindows 7のパソコンをWindows10に無料でアップグレードして、そのまま使い続けている人も未だにいると思います。
そのようなパソコンを使っている方、画面が突然、真っ暗になって白いカーソルだけが映っている状態になる時がありませんか?
デスクトップの背景やアイコンがすべて消えてしまって、真っ暗な背景の中に、白いカーソルだけが映っている。
マウスを操作するとカーソルが動くけれども、Windowsメニューボタンは無く、終了するにも終了できない。
どれだけ待っても元の状態に戻らないし、そもそもどう戻せばいいの?
この記事ではこのような症状に悩まされた方向けに、生じる理由とその対処法について記載していきます。
それでは、さっそく行ってみましょう!
【Windows10】 突然、真っ暗な画面にカーソルだけになる原因と6つの対処法
Windows 10の画面が突然、真っ暗になる原因
結論を先に記載してしまうと、パソコンのスペック不足が主です。買い替えをお勧めします。
もしWindows 10のアップデートがかかっており、その反映に時間がかかっているのであれば、時間を置けば元通りに解決します。
けれども、どれだけ時間を置いても真っ暗な画面のままとなってしまっているのは、画面を表示するのに必要なデバイスを正常に動作できなくなってしまっているからです。
理由を記載する前に、Windowsの仕様要件(求められるスペック)を記載します。
以下の理由を読む際の参考にして下さい。
Windows 10の仕様要件
- CPU:1GHz以上のプロセッサ
- メモリ:1GB(32bit OS), 2GB(64bit OS)
- ディスク容量:16GB(32bit OS), 20GB(64bit OS)
Windows 11の仕様要件
- CPU:1GHz以上で2コア以上の64bit互換プロセッサ
- メモリ:4GB
- ディスク容量:64GB
画面が真っ暗になってしまう理由は次の通りです。
メモリ不足
仕様要件を見る限り、少なくとも2GBで動きますが、これはWindows 10というOSが動くのに必要な量であって、他のアプリケーションが動くまでは保証していません。
特にWindows XP や Windows 7 からWindows 10にアップグレードして利用している方は、32bit OSを使用しているので、メモリ上限が4GB未満(だいたい3.4GB)になっています。
Windows 10は何度もアップデートを繰り返し、Windows 11に近いスペックを要求しているのが実情です。
よって、メモリは最低8GB程度が望ましいです。
記憶装置にHDDを使用している
Windows はメモリが不足している場合、HDDやSSDなどの記憶装置をメモリの代わりに使用する場合があります。
しかし、メモリと異なり、記憶装置はデータの読み書きが遅く、動作全体の遅延に繋がります。特にHDDの場合、全ての時が止まっているのではないかと錯覚するほどに遅いです。
遅延していると、本来であれば終了するはずの処理が終わらずに残る状態で、別の処理が動き出し、さらなるメモリの消費と遅延を招きます。そうしていくうちに必要なデバイスが異常終了してしまい、元には戻れぬ状態になってしまいます。パソコン自体が古い
Windows XP や Windows 7 からWindows 10 にアップグレードした方の場合、使用しているパソコンのスペックは相当低いものと考えられます。
使用している部品は現在の64bit仕様ではなく、32bit仕様のもので、かつ搭載しているマザーボードのファームウェアが古い状態のままになっています。
まずパソコンを構成する部品が64bitに対応できていない場合、どれだけそのパソコンを今の仕様に合わせようとしても合わせることができません。現在は64bit仕様が主流で、32bitの場合、メモリ制限や搭載部品の制限がかかります。
またマザーボードのファームウェアが古いと、Windows等のOSの動きに適切な処理が行えない場合があります。
現に、私はUSBの認識が途切れる問題が起きた事がありますが、これはマザーボードのファームウェアが古く、CPUとの連携がうまくいかず、USB関連の処理が適切に行えなかったという公式の発表がありました。
Windows 10の画面が真っ暗になった時の対処法
画面にカーソルしか表示されていない状態ですが、正常にシャットダウンできる可能性はゼロではありません。
以下の方法を試すだけの価値があります。
キーボードの Shift + Ctrl + Windows キー + bを同時に押す
Microsoftが推奨する復帰方法です。
Microsoft公式 ページの黒い画面または空白の画面のWindows
グラフィック関係がリセットされ、かつBeep音が鳴ります。
公式が推奨している方法なので、面倒な方法やリスクは無く、このキーを入力するだけで真っ暗になってしまったWindows 10を正常な表示に復帰できます。
もしもこの方法を試して復帰したのならば、Windowsの再起動をお勧めします。
グラフィックに必要なデバイス全てが復帰したとは考えられないので、正常な状態に戻す為にも再起動して、完全な状態でパソコンを操作するべきだからです。
キーボードの Tab + Alt を同時に押す
アクティブウィンドウを切り替えるショートカットキーです。
表向きは表示されていないだけで、最小化されているウィンドウなどが表示される場合がありますので、まずは試す価値があります。
もし何かのウィンドウが表示されたら、そこからコマンドプロンプトを開く方法を検討します。
キーボードの Windows キー + X を同時に押す
メニューを表示するショートカットキーです。
このコマンドでメニューが表示された場合、シャットダウンの項目がありますので、そこからシャットダウンか再起動を選択して、パソコンを終了してください。
キーボードの Windows キー + R を同時に押す
ファイルを指定して実行ウィンドウを表示するショートカットキーです。
このウィンドウを表示できたら、以下のコマンドを入力してください。
- コマンドプロンプトを表示する場合:cmd
コマンドプロンプトが起動したら、次のコマンドを入力して再起動を行ってください。
shutdown /s /t 0
shudown はシャットダウンを行うコマンドで、その後にどのようにシャットダウンを行うか、オプションを付けます。
/s はシャットダウンの指示です。/rを指定すると再起動の指示になります。
/t 0 は0秒後にシャットダウンを行う指示です。シャットダウンを行うまでの猶予時間を設定できます。
キーボードの Alt + Ctrl + Del を同時に押す
昔からあるコンピュータキーボードの一つで、タスクマネージャやセキュリティダイアログを表示します。
このコマンドを入力すると、サインアウトがありますので、そこからサインアウトしてください。
Windows自体はシャットダウンされませんが、ユーザのログオン状態は解除されます。
またユーザ選択画面の右下にはシャットダウンボタンがありますので、そこからシャットダウンできます。
電源ボタンを長押しする
これまでいくつかの方法を試して、それでも画面が真っ暗なままだったら、Windowsの強制終了を行うしか方法はありません。
パソコン本体の電源ボタンを長押しして、強制終了してください。
強制終了は確かにリスクを伴いますが、回復する手段として他に無いのならばやらざるをえません。
Windowsの画面が真っ暗にならない為の方法
ここからはWindowsの画面が正常なままになる為の方法を記載していきます。
Windows XP や Windows 7 時代のパソコンを使用している場合には、ちょっとした延命措置になります。
とはいえ、買い替えを推奨するのは変わりありませんので、買い替えまでの繋ぎとしての手段だとお考え下さい。
いらないアプリケーションを削除する
普段、使用していないアプリケーションを削除することで、不要なタスクを無くせる場合があります。
アプリケーションは起動していなくても、バックグラウンド(目に見えない所)で動いていて、メモリやCPUを消費しているものがあります。
使用しないアプリケーションならば、アンインストールしても問題になりませんので、断捨離をお勧めします。
HDDをSSDに換装する
HDDをSSDに換えると、人生が変わります。
冗談だと感じるかもしれませんが、それくらいにパソコンの動きが変わるので、パソコンを使う自分自身さえ変わってしまいます。
交換するには金銭的負担が生じますが、もしもまだHDDを使っているのならば、是非交換してください。
とはいえ、中には交換する方法が分からないという方もいらっしゃると思います。
そのような時はパソコンの専門家に依頼するのが賢明です。
有名なパソコンショップでしたら、実店舗への持ち込みで対応してもらえますので、お勧めのお店を紹介します。
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もし自分自身で行うのならば、お勧めのSSDはこちらになります。
個人的に好きなメーカはWestern Digital ですが、これまでに色々なメーカを使用した限り、どれを選んでも大きな差はありません。
物理的なメモリ量を増やす
もしもメモリを2GBしか搭載していないならば、増設をお勧めします。
Windows 32bit OS を使用している場合、メモリ上限が3.4GB程度になりますが、2GBに比べると安定して動いてくれるようになります。
またメモリはSSDに比べると比較的に安価に手に入るので、金銭的負担も少なく済みます。
メモリはマザーボードやCPUの仕様により、適切なものを選らなばなくてはなりません。
上記で挙げたパソコンショップへの持込をお勧めします。
不要な設定を無くす
Windowsを使用する上で、無くても不自由にならない設定が幾つかあります。
それらをオフにすることで、Windows自体の動作を軽くできますので、真っ暗になる対策と同時に操作性の向上が見込めます。
やり方については別の記事で取り上げてありますので、そちらを参照してください。
Windows 8.1 の方法ですが、Windows 10 でも内容は同じです。
Windows8.1 のディスク使用率100%を解消する10の設定
Windows 8.1 のHDDの利用率が100%になってしまう問題を解決します
最後に
今回はWindows 10の画面が真っ暗になってしまう理由と対処法について紹介しました。
Windows 10の画面が真っ暗になってしまうのはスペック不足が原因で、マシンそのものが老朽化しているのが主な原因です。
根本的な解決方法は、パソコンの買い替えです。
画面が真っ暗になってしまった時の対処法として、いくつかのショートカットキーを紹介しました。
いずれも復帰できる可能性のあるキーなので、もしWindowsが真っ暗な画面から復帰しなくなってしまった時には使ってみてください。
パソコンの買い替えまではやりたくないけれども、延命措置を取る方法として、パーツの交換や設定の切替をお勧めしました。
パーツ交換が難しいと思う方はパソコンショップへ持ち込むのが賢明です。
ショップ定員はプロフェッショナルなので、確実な対応をしてくれます。
Windowsの設定変更については、参考サイトを参照しながら進めてもらえればと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
もし今回の記事が良かったと思った方や評価したいと思った方は、コメントを残して頂けると嬉しいです。
また、私はパソコン以外にも記事を書いていますので、そちらも読んでいただけると幸いです。
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