こんにちは、Akira(@slide_japan)です。
あなたはiPadを使っていますか?
macbookと違いタブレットで持ち運びやすく、かといってiPhoneよりも画面サイズが大きいから見やすい利点がありますね。
iPhoneがあれば十分という意見も見かけますけど。
私はiPhoneユーザでありながら、iPadも使い倒しています。
iPadでよく利用しているのは次の3つです。
- ブログ執筆
- 読書
- メモ取り
これらはiPhoneではやりづらく、かといってノートパソコンを持ち歩いてやるほどのものではありません。
今までiPadでブログ執筆をするとき、タッチパネルをバシバシ打ち込んでやっていました。
タッチパネルを指で叩き続けるのは、指にも負担がかかりますし、さすがに執筆速度の限界がありますので、キーボードを新調しました。
この時、様々な情報を収集し、実際に幾つか購入しました。
正直な話、購入品の中には「買ったは良いけど使い物にならないじゃん!」というものがあり、返品したものもあります。
今回の記事ではiPadにとって最適なキーボードを紹介します。
ちなみに私が購入したキーボードは下記です。
時間の無い方はこちらからどうぞ。
iPadに最適なJIS配列のキーボードはエレコム製に限る(2022年 OSver. 15.6.1)
この記事はこのような方向けです。
iPadを普段から利用している方
iPadの購入を検討している方
iPadを永久凍土に封印している方(目覚めさせて使いましょう)
iPadでキーボードを使用する2つの方法
iPadでキーボードを使用するには、接続方法は2通りあります。
有線接続(Lightningケーブル)
iPadの充電に使用しているLightning端子に接続してキーボードを使用する方法です。
有線で接続しているのでキータイプの感度が良く、かつキーボードへ電力供給が行われますので電池切れの心配がありません。
欠点として、ケーブルが煩わしいという意見もあります。
キーボードを持ち歩く時もケーブルがありますので、他のものに引っかかったり、しまう時にはケーブルを束ねる必要があります。
有線接続は次のような時に有効だと考えています。
確実にキー入力を行う。
電池切れを気にせずに長時間のキーボード操作を行う。
- 学校教育のように据え置き型で使用する。
無線接続(Bluetooth接続)
iPadは接続端子が一つしかないから、一般的なガジェットはBluetoothで接続して利用します。
キーボードもその一つで、有線接続に比べて種類が豊富なので自分好みのものを選べ、ケーブルが無いから持ち歩くにせよ使う際にせよスマートに立ち振る舞える点が魅力的ですね。
とはいえ、電波による接続である欠点がやはりあります。
電子デバイスなので電源の供給が必須です。
接続ケーブルが無いということは、キーボードに電源を用意する必要があり、乾電池やバッテリを利用する必要が出てきます。
その他に、狭い空間でBluetoothデバイスがたくさん使用されていると電波が干渉しあい、上手く動作しなくなる場合があります。
無線接続は次のような時に有効だと考えられます。
一か所にとどまらず、iPadを持ち歩いて使用する。
スマートにiPadを利用していると見られたい方。
キーボードを使用したい時だけ持ち出し、普段は閉まっておく。
iPadでキーボードを見るべき4つの注意点
たかがキーボード、とお考えの方もいらっしゃると思いますが、普段通りの入力ができないと、意外にも不便さを感じます。
特に文字を多く打つ行為を行ったり、入力を間違ってはいけない時があったりする場合、あなたにとって理想的なキーボードを可能な限り見つけた方が良いです。
iPad向けにキーボードを見つけていく際には、次の点について検討してください。
101/104キーボードと106/109キーボード
キーボードのEnter Keyを見てみると、L字型のタイプと横長のタイプがあります。
L字型のタイプが106/109キーボードと呼ばれ、日本では古くから親しまれて、学校教育や会社にて使用されています。
他方で、Enter Keyが横長のタイプは101/104キーボードで、主に英語圏内で使用されています。
ローマ字入力をする際には大きな差異はありませんが、以下の点で不都合さを感じます。
101/104キーボードだとEnter Keyが押しにくい
Enter Keyの形が削られて少しだけ小さくなっていますが、これが地味に押しづらい。
打ち込み続けていれば慣れるといえば慣れますが、106/109キーボードを使う機会があると、101/104キーボードに違和感を覚えます。
Enter Keyを押したつもりが、"」"キーを押していたなんてことがあり、リライトを何度も要求されてしまいます。
それに、101/104キーボードには、\ Keyがありません。
\ Keyはエンジニアにとって必要不可欠なキーなので、死守すべき案件です。
可能であれば、入力に慣れ親しんだタイプのキーボードの利用をお勧めします。
記号の配置が異なる
iPadでキーボードを使用する場合、仮に106/109キーボードを利用してもキー配置が異なります。
具体的に表現すると、ローマ字の入力は問題なく行えますが、記号の入力が異なります。
キーボードには101/104や106/109の違いの他に、キー入力された時に端末側が認識する配列の違いがあります。
私たちが普段から使用しているのは、JIS配列(日本語配列)と呼ばれる日本語の入力に特化した配列です。
日本語において使用しやすい記号を、入力しやすい箇所に配置し、キータイプの速度向上に役立っています。
対して、英語圏内ではUS配列が採用されており、こちらは英語において入力しやすい記号の配置になっています。
Windows や Android のようなOS(オペレーティングシステム)は、接続されたキーボードの情報から入力の配列を決定してくれるので問題になりません。
しかし、何故かiPadは別で、仮に106/109キーボードを接続してもUS配列に固定されてしまいます。
US配列に固定されることで、 @, &, ", ', *, (, ), ~, =, |, [, ], ?, >, < の記号がJIS配列と異なる個所に配置されてしまいます。
記号の配置が異なるとブラインドタッチをできる方でもキーボードを見ながらタイプしないといけなくなり、完全に効率が低下します。
如何なる条件でも生産性の落ちるデバイスは避けましょう。
生産性の低下は趣味であっても仕事であっても、悪以外の何物でもありません。
持ち歩きやすさ
iPadはタブレット端末なので、固定して使用するという機会は少ないです。
よって、可能であればキーボードも持ち歩きのしやすい物を選択した方が良いです。
持ち歩きを考えると、やっぱり気になるのはサイズと重さ、見た目です。
サイズはキー入力のしやすさにも影響しますので、家電量販店などで展示されているキーボードを試し打ちし、あなたにとって打ち込みやすいものを選んだ方が良いです。
重量に関しては、キーボードを筋トレグッズにしたくないならば、可能な限り軽い物をチョイスするべきです。
見た目ですが、完全に好みの世界です。
キーボードを利用する時にテンションが上がるものを選びましょう。
Apple純正のキーボードに価値はない
iPad向けにAppleが開発した製品として以下があります。
これはまさにiPadの為に生み出された製品であり、間違いを犯したくないユーザにとっては欠かせないガジェットです。
とはいえ、私個人の考えでは、Apple純正のキーボードを利用する価値がありません。
そのように考える理由は2つです。
費用対効果
Apple純正のキーボードはキーボード市場に見ると割高です。
割高にも拘らず、機能面が他のキーボードと異ならず、一般的なキーボードとしての価値しかありません。
確かに Magic Keyboard のようにカバー兼キーボードだと省スペースで持ち歩きができ、かつUSB-Cポートがあるので追加でガジェットを取り付けられます。
Smart Connector があるのでペアリングなしで接続できて、そこから給電されるので電池切れの心配もありません。
画面角度をシームレスに調整できる機構が配備され、キー入力を最適化してくれます。
これらが魅力なのは、間違いありません。
しかし、キーボード市場の価格との差し引きで見た時、このようなオプションが価格相当か? と考えると首を傾げざるを得ません。
Appleというブランドを使用したい方は使用するべきですが、それ以外の方はApple純正のキーボードは避けましょう。
キーボードの役割
キーボードは入力デバイスであり、求められる役割は次であると私は考えています。
- 入力のしやすさ
- 入力結果が適切に反映される
- 即応性
- 耐久力
- 交換のしやすさ
この中で特に重要なのが、交換のしやすさです。
キーボードは様々な理由で交換の時期がやってきます。
- キーの利きが悪くなった。
- コーヒーをこぼした。
- 猫にいじめられてダメになった。
- キートップが取れてどこかに行っちゃった。
- 落として壊れた
このような交換せざるを得ない問題が生じます。
私の場合、プログラミングやブログといったキーボードを酷使する活動をしているので、2年に1度は必ず交換している物でもあります。
よって、キーボードは消耗品だと考えるようになりました。
消耗品ならば、仮に数か月で壊れようとも交換しやすいデバイスを選択しておくべきです。
Apple純正のキーボードは、キーボード市場で見ると消耗品の域を超えています。
iPadで使用できる互換キーボードの利用がオススメ
ここからお勧めのキーボードについて記載していきます。
iPadでキーボードを使用する際には、次の要件を求めるのが良いです。
106/109キーボード
JIS配列であること
打ち込みやすい形状で軽量であること
価格がこなれていること
これらを満たすiPad用に作られた互換キーボードは、エレコム製一択になります。
だから私はエレコムの Ultra Slim Keyboard を購入しました。
なぜエレコム製か?
エレコムと聞くと、大多数の方は「質はどうにせよ、品ぞろえが豊富で安価な商品が多い」という印象を持たれている方が多いと思います。
中にはエレコムに嫌悪感を感じ、なるべく選ばないようにしている方もいるでしょう。
かく言う私はエレコム製品を信頼していない所があり、選択から除外する傾向があります。
そんな私でさえ、今回はエレコムを選ばざるを得ない理由がありました。
単純に、上記の要件を完全に満たす互換キーボードを探していくと、iPadに完全に対応した製品はエレコムからしか販売していないからです。
「iPad対応」を宣言する互換キーボードは多くのメーカから販売されていますが、その多くは106/109キーボードをiPadに接続するとUS配列として認識されてしまう問題を解決していません。
対して、エレコムはキーボードの動作をiOSモードへ切り替えるコマンドを用意し、JIS配列とUS配列で切り替えられるようにしています。
このコマンドはキーボード自体に実施するもので、接続先となるiPadにドライバを入れる必要がありません。
実は最初にロジクール K380を試した
エレコムを信用しきれなかった私は、ロジクールのK380を最初に購入しました。
価格もこなれており、キーボードレベルでiOSモードに切り替えられるコマンドが用意されています。
色もいくつか選べ、かつキートップが丸型なのがポップな印象を与えてきます。
この製品もエレコムのモード切替同様にデバイスレベルでiOSモードにでき、端末へドライバなどを提供する必要はありません。
実際にiOSモードに切り替えて入力を試した所、JIS配列がUS配列になってしまう問題を解決していませんでした。
記号の配置が異なる状態で1週間ほど使用していましたが、どうしても効率が上がらず、エレコム製のキーボードを買い直しました。
絶対にこのようなミスをしないでください。
エレコムの Ultra Slim Keyboard を選んだメリットとデメリット
私がキーボードについて求める基準は既に提示済みなので、その考えを踏まえた上で、実際に使ってみて良いと感じた点を上げます。
同時に「ここは直そうよ?」という点もありました。
メリット
300gを切る圧倒的な軽さ
バッテリ搭載なのに、厚みは5mm程度
電源のON/OFFスイッチは凹みがあり、持ち歩いていても誤って切り替えられない
キータッチが(価格から考えると)滑らか
デメリット
背面に滑り止めがなく、タイプしていると動いてしまう
軽すぎるが故に、それが仇となりました。
入力を繰り返していくと、キーボードの位置がどんどんと動いてしまい、入力ミスが起きてしまいます。
この問題を解決するには、背面に滑り止めを貼る必要があります。
100均で販売されている、家具などを固定する滑り止めパッドで十分です。充電回数に限界があるらしい
バッテリの充電回数は、メーカ公表値で300回です。
週に1回の充電で計算すると、6年間ほど使用できるようです。充電ポートはmicroUSB
一世代前にはメジャーだったmicroUSBが充電ポートに採用されています。
最近ではUSB-Cが主流になってきたので、充電の際には別のケーブルを持ち歩かなければならないのが難点です。
どんな製品を選んでも妥協しなければならない点は出てきます。
私にとってデメリットは妥協の範囲内でした。
最後に
今回はiPad に最適なキーボードについて紹介しました。
キーボードには101/104と106/109の2種類があります。日本でメジャーに使用しているキーボードは106/109です。
キーボードを端末に接続すると、OSによって自動認識が行われます。日本ではJIS配列の認識がされるのが一般的ですが、iPadの場合、106/109キーボードでもUS配列で認識されてしまう問題があります。
iPadでキーボードを使用する場合には、iOSモードが搭載されたキーボードを使用する必要があります。
iOSモードに切り替えて正常に動くキーボードはエレコム製 Ultra Slim Keyboard です。
Ultra Slim Keyboard は価格・重量・サイズがどれもこなれています。
だたし軽すぎる為にキータイプしていると動いてしまったり、バッテリタイプである為に充電回数に限度があったりします。
どのような製品を選んでもメリットとデメリットはありますので、妥協しなければならないポイントは出てきます。
もしこのキーボードを買ってみたいと思った方は、リンクを用意しておきましたので、ここから直ぐに飛べます。
今回の記事はいかがだったでしょうか?
キーボードについて記載しているので、少しマニアックな世界が垣間見れたかもしれません。
たかがキーボードと普段はあまり意識していないかもしれませんが、入力の良し悪しで作業効率がグッと変わります。
自分自身にとって最適なデバイスを探してみませんか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
もし今回の記事が良かったと思った方や評価したいと思った方は、コメントを残して頂けると嬉しいです。
また、私はパソコン以外にも記事を書いていますので、そちらも読んでいただけると幸いです。
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