2023/02/18

データ復旧の備え、MiniTool ShadowMakerによるバックアップを紹介!

こんにちは、Akira(Type-EDGE)です。

パソコンに保存したデータを意識したことがありますか?

仕事で作った書類や趣味で集めた画像、撮影した写真や動画など、パソコンにはたくさんのデータが眠っています。

そんな大切なデータが、一瞬にして失われてしまう時があります。

 

今回の記事では、あなたの大切なデータをバックアップする方法について紹介します。

「大切なデータを守るにはどうすればいいんだろう?」

「何か良いバックアップ方法はないかな?」 

もしもこのような悩みを抱えているならば、私の方法を参考にしてみてください。

 

それでは、さっそく行ってみましょうッ!

 

データ復旧の備え、MiniTool ShadowMakerによるバックアップを紹介!

Data Backupを行うサーバマシン

Akira@Slide_Japan)がたどり着いた結論

 

バックアップを考えたきっかけ

困った時の様子
恐らく、この記事を読んでいる方の中には、大切なデータを失ってしまった経験があると思います。

かく言う、私もその一人です。

パソコンが急に不調になり、Windows が立ち上がらなくなってしまいました。

幸いなことに、データの収集はできましたので、ソースコードやブログ記事のバックデータ、趣味で撮影した写真は失われずに済みました。

しかし、使用環境は回復できず、新しいパソコンで再構築しなければなりません。

結局、データのサルベージ作業と新しいパソコンで環境を整えるのに、2日程度消費してしまい、多くの関係者にご迷惑をかける事態となってしまいました

 

もしデータのバックアップがあり、それを使って開発環境が簡単に復元したら、被害は最小限に抑えられていたでしょう。

この障害をきっかけに、私は「バックアップする」という対策を検討し、MiniTool ShadowMakerによるバックアップを行いました。

あなたは私と同じ轍を踏まないでくださいね。

 

無料で使える、有力なバックアップソフト3選

ソフトを選ぶ際には、バックアップしたい対象や、バックアップを行う方法を検討しながら選定する必要があります。

それらについて別の記事でまとめましたので、詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。


今回、私が良いなと感じたバックアップソフトは以下の3つです。

  • MiniTool ShadowMaker

バックアップ対象

    • システム
    • ファイル

バックアップ方法

    • フルバックアップ
    • 増分・差分バックアップ

ポイント

    • 無償なのにバックアップ対象やその方法が充実している。
    • 自動バックアップに対応し、スケジューリングできる。
    • 有償版は企業を対象としているので、信頼性と安定性がある。

  • EaseUS Todo Backup

バックアップ対象

    • システム
    • ファイル

バックアップ方法

    • フルバックアップ
    • 増分・差分バックアップ

ポイント

    • 優秀なクローンソフトとして利用していましたが、課金通知が多く利用中止。
    • 無償だとスケジューリングできず、自動化ができない。
    •  企業向け有償版・Vectorでの受賞歴など信頼性が非常に高い。

  • AOMEI Backupper

バックアップ対象

    • システム
    • ファイル

 バックアップ方法

    • フルバックアップ
    • 増分バックアップ

ポイント 

    • 個人的にUIがややこしくて、使いにくい。
    • 差分バックアップに対応せず、ファイルの肥大化を回避できない。
    • 全体的に悪くない。けれど、これを使うならばEaseUS TodoBackupかな。


MiniTool ShadowMakerによるバックアップ方法を紹介!

使い方を教える男

参考までにソフトの操作方法を掲載します。

「バックアップは時間がかかるし、面倒だな」

「あまりパソコンに詳しくないから、難しいと嫌だな」

このように感じている方も少なくないと思います。


実際、バックアップの設定はとても簡単で、バックアップを開始してしまえば、私たちは何もやることがありません。

その為、就寝する時や外出の時といった、パソコンを利用しないときにバックアップを取ってしまうのがお勧めです。

ちなみに256GBのSSDにあるシステム領域をバックアップした場合、15分かかりました。

面倒くさがらずにやっておけばよかった( ^ω^)・・・


ソフトウェアのダウンロード先

以下の公式サイトからダウンロードして、インストールしてください。

 

システムドライブをバックアップする設定

”バックアップ”タブを選択します。
Mini Tool Shadow Makerの起動画面


初期起動状態で既に以下の状態となっています。

  • バックアップ元:システムドライブが自動的に選択されている。
  • 保存先:別ディスク直下にある"backupdata"フォルダが指定されている。
バックアップ初期設定状態


既にシステムドライブと別ディスクの保存先が選択された状態から始まります。

右下にある「今すぐバックアップ」ボタンをクリックするだけでバックアップを行えます。

 

オプションを開くと、ファイルの圧縮方法やバックアップ終了時の動作などを決めれます。

こだわりが無いならば、初期設定のまま行うのをお勧めします。


バックアップを開始すると、プログレスバーが動き出します。

青色のプログレスバーが右端まで移動しきると、バックアップが完了します。

処理中の様子


さいごに

今回はバックアップソフトMini Tool ShadowMakerを紹介しました。


データは削除しない限りあり続けると考えがちですが、ハードのクラッシュやウィルス・ランサムウェアの被害で突然、失ってしまいます。

もし障害が生じると、元の環境にまで復旧には時間がかかり、場合によってはデータを完全に失い、多くの方に影響を及ぼしてしまう事態となってしまいます。


バックアップソフトは用途に合ったものを選ぶ必要があり、私の場合、MiniTool ShadowMakerを使用しました。

操作方法は掲載した通り、難しいコードを入力したり、意味が分からない設定を読み解くこともなく、とても簡単に使用できます。

バックアップを終えるまでは放置で済みますが、時間がかかるので、就寝時や外出時といった席を外すタイミングで行うのをお勧めします。


なおバックアップしたデータは、別の環境に保存しておくのをお勧めします。

バックアップ元と同じ場所に保存していると、データが壊れた時に復元できません。

簡単に保存先を増やすならば、以下のようなUSB接続の外付けHDDがお勧めです。


今回の記事は如何だったでしょうか。

もし今回の記事が良かったと思った方や評価したいと思った方は、コメントを残して頂けると嬉しいです。

また、私はパソコン以外にも記事を書いていますので、そちらも読んでいただけると幸いです。

2023/02/05

データ難民へ、データのバックアップ方法の違いを徹底解説!

 こんにちは、Akira(@Slide_Japan)です。

最近、パソコンのデータをバックアップした方が良いという機会に巡り合いました。

普段の仕事柄、パソコンのデータ移動やSSD換装に関わっている私ですが、調べていくにつれて、細かな所まで意識していなかったと痛感しました。

本来であればバックアップに関する記事で書くべき内容ですが、その記事の中で細かな違いまで書くと冗長的になってしまったので、この記事を作成しました。


この記事は次のような方向けに記載しました。

  • データのバックアップ方法の違いを細かく知りたい。

  • データのバックアップはどの程度の領域までカバーできるの?

  • 有償と無料の違いは何? やっぱり有償の方が良いの? って不安な方


データ難民へ、データのバックアップ方法の違いを徹底解説!

データのバックアップを行う様子

Akira@Slide_Japan)がたどり着いた結論

  • 帯に短く襷に長し、自分の最適解を見つける必要がある

  • 対象がシステムならば、フルバックアップが安定

  • システムを対象に含めないならば、差分バックアップがお勧め

  • 無理に有償版にせず、まずは無料で試そう

 

バックアップの基礎知識

基礎知識を教える女性

バックアップと言っても、実を言うと様々なニーズがあり、それらを答えるだけの種類があります。

手短に例を挙げるならば、次のようになります。

  • 時間をかけてでも、システムそのものを全てバックアップしたい
  • 変更したファイルだけをサクッとバックアップしたい
  • お金をかけずにデータ復旧に備えたい

 

バックアップソフトについてWebで検索してみると、20種類以上のソフトが簡単に見つかってしまいます。

このような状況の中で、闇雲にバックアップソフトを選んでも、あなたの最適解に到達できる可能性は限りなく低いはず。

まずは、どんなバックアップ方法があるのかを知り、あなたに適したバックアップ方法を検討しましょう。

バックアップの方法や対象の違い、有償版とフリーソフトについて記載します。

 

バックアップ方式

バックアップを終えたSSD
  • フルバックアップ 

システム全体をバックアップするのに適したバックアップ方法です。
全てのデータをバックアップできるメリットがありますが、データ容量が膨大になってしまうというデメリットを抱えています。

【お勧めのケース】

    1. Windowsなどシステム全てをバックアップする
    2.  初めてバックアップを行う
  • 差分バックアップ

前回のバックアップをした状態から、変更したファイルのみを上書きする形でバックアップします。
フルバックアップに比べてファイル数が圧倒的に少ないので短い時間で終わり、かつデータ容量は比較的に少なくすみます。
デメリットらしいデメリットが無いので、使いやすいバックアップ方式です。

【お勧めのケース】

    1. ファイルのみをバックアップ対象にする
    2. バックアップする容量を可能な限り少なく済ませたい
  • 増分バックアップ

差分バックアップに似た動きをしますが、増分バックアップの場合、変更したファイルを上書きせずにバックアップします。
古いファイルは残された状態となりますので、ファイル数およびデータ容量は無限大に増えていきますが、ファイルの移り変わりを残せるメリットがあります。

【お勧めのケース】

  1. ファイルの更新を履歴として保持しつつ、バックアップを行う
  • ミラーバックアップ

元なるデータと全く同じ状態になる様にバックアップします。
「同じ状態」というと聞こえが良いように聞き取れるかもしれませんが、仮に不具合があったとしても「同じ状態」にします。
なので、データに異常を来たした後にミラーバックアップが行われると、バックアップ先も異常になり、データ復旧ができなくなります。
ミラーバックアップはデータの冗長化を目的に使われるので、バックアップでは使用しない方が良いと、私は考えています。

 

バックアップ対象の違い

バックアップおじさん
  • ファイルバックアップ

    ファイルバックアップとは、ファイル単位でバックアップを取得する方法です。
    バックアップ単位はファイルなので、短い時間でバックアップすることができるメリットがあるのに対し、デメリットとして復元出来るのはファイルデータのみとなります。

    Windows OSといったシステム領域はバックアップの対象にはならないので、システムが壊れた場合には、復旧できません。
    またファイル階層が無視されるケースもあり、「どのフォルダにファイルがあったのか」が分からなくなる場合があります。

    【バックアップの例】
    文書や画像、動画といったファイル
  • イメージバックアップ

    イメージバックアップとは、ファイル階層を保った状態で全てのファイルをバックアップします。
    「全てのファイル」というところが大切で、ファイルバックアップではバックアップされないシステム領域を含んでいます。

    その為、Windows OSが壊れてしまった際には、イメージバックアップより復元ができます。
    またイメージはWindowsにマウントできるのでディスクドライブを操作する感覚でアクセスでき、かつイメージ内部にはファイル階層が元の状態で保存されているので、データを取り出す際に場所を特定しやすいです。

    デメリットとして、データ容量が大きくなりがちです。またバックアップに多くの時間がかかってしまいます。 

    【バックアップの例】
    Windows全体、1つのドライブを全てバックアップする 

 

有償が良いか? 無料が良いか?

シェアウェア向けに用意したコイン

昨今、ソフトウェアは無料で提供されていますが、その多くは機能制限を掛けられた状態となっています。

全ての機能を利用するには、一括払いなりサブスクリプションなりのお金を支払い、有償版ライセンスを取得しなければなりません。


では、無料では使えないのでしょうか?

いいえ、無料版にせよ有料版にせよ、解放されている機能は同等レベルにて使用できます。

 

あなたが使いたいと思ったソフトウェアを見つけたら、まずは無料版で試してみてください。

無料の範囲内でやりたいことが達成できるかもしれません。

 

もしも様々なソフトウェアを試しても無料の範囲では達成できないのならば、かなりの技術力が問われる機能を利用したいと考えているのかもしれません。

費用対効果を鑑みて、有償版への切り換えを検討しましょう。

もしくは、ソフトウェア開発者を応援したい場合にも、有償版を購入してあげると喜ばれます。
 

バックアップの保存先

パソコンに接続したSSD

ここまではバックアップの違いについて説明してきました。

最後に、バックアップをする上で最も重要なことを記載しておこうと思います。


バックアップをする上で最も重要な事、それはバックアップしたデータの保存先です。

 

「パソコンの容量が余っているから、ドキュメントに保存しておけばいいじゃん」

そう考える方もいるかもしれませんが、思いとどまって下さい。

バックアップしたシステムと同じ場所に保存したら、データが失われてしまった時に、バックアップデータも一緒に失われてしまいます。

その為、バックアップ対象とは別の環境に保存しておく必要があります。

保存先になるのは、3つあります。

  • クラウドストレージ

    有名な所を挙げると、OneDrive や GoogleDrive があります。
    最近では無料でありながら、使用できる領域が多い物が一般的になってきました。
    とはいえ、システムバックアップを行った場合、100GB近くのデータとなり、クラウドストレージでは容量不足に陥る可能性が高いです。
    ファイルバックアップならば、問題なく使用できます。
  • ファイルサーバ(NAS)

    家電量販店で販売しているファイルサーバならば、比較的安価に調達できます。
    ファイルサーバならば容量不足の問題も起きず、かつ自宅に設置できるので安定した速度でバックアップを行えます。
    またRAID機能により、ファイルサーバ内にてさらにバックアップを取ってくれる機能が搭載されている機種もあるので、安心してデータを保存しておけます。

    パソコンに詳しく無い方でも扱いやすいお勧め機種を以下に挙げておきます。

  • 外付けHDD(USBメモリ)

    サーバまではいらないという方は、USBで接続して簡単にデータをやり取りできる外付けHDDやUSBメモリがお勧めです。
    最近では、2TBの容量を搭載している製品が、安く手に入れられる時代になりました。
    2TBもあればバックアップどころか、大量の動画だって保存しておけます。

    サーバとの違いはRAID機能が無い点です。

    外付けHDD内部で冗長化ができないので、壊れてしまったらどうすることもできませんので注意が必要です。
    しかし、バックアップ元であるパソコンが生きていれば、バックアップとしての役目を果たしたと言えます。
    サーバを取るか、外付けHDDにするかは、データの重要さで判断すると良いです。

    こちらもお勧めの機種を以下に挙げておきます。 


 

さいごに

今回はバックアップソフトにおけるバックアップ方法や対象、有償版・無料版の違いについて紹介しました。

 

バックアップ方法は4つあり、そのうち差分バックアップが扱いやすいのでお勧めです。

システム領域を含むバックアップをするならばフルバックアップを使用してください。

なお、ミラーバックアップは障害を含めた状態でバックアップしてしまいますので使わないようにしましょう。


バックアップ対象は2つあります。

ファイルバックアップならば短い時間でバックアップを取れますが、シムテム領域は含まないのでWindowsの障害が起こった際には復旧できません。

システム障害を見据えるならば、イメージバックアップを選択しましょう。

 

有償版と無料の違いですが、無料版は高機能が制限されているケースが主です。

一般的に使われている機能は無料で使用できるケースが多いです。

「どうしても有償機能を使わざるを得ない」という状況に追い込まれていなければ、まずは無料で利用するのをお勧めします。

無料で提供してくれるソフトウェアを開発した開発者へお礼をしたいならば、有償版をぜひ利用して下さい。

開発者は必ず喜んでくれます。

事実、あなたが私のサイトを訪れて、この記事を最後まで読んでいてくれることに、私はとても喜んでいます! 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!! 

もし今回の記事が良かったと思った方や評価したいと思った方は、コメントを残して頂けると嬉しいです。

また、私はパソコン以外にも記事を書いていますので、そちらも読んでいただけると幸いです。


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