2023/03/13

【これで安心】パソコンのHDDをSSDに換装する為の、たった一つの注意点

こんにちは、Akira(Type-EDGE)です。

あなたが使用しているパソコンは、もうSSDを搭載していますか?

「SSDって何それ? おいしいの?」って思った方がいるかもしれません。食べた事が無いのでわかりませんが、たぶん美味しくないと思います。

 

冗談はさておき、使用しているパソコンの速度に満足していますか?


「使っているパソコンの速度が遅いな」

「クリックするたびにカーソルがクルクル回って、時間ばかりかかっている」

そんな悩みを抱えている方は、きっとHDDを搭載したパソコンを使用しています。

HDDをSSDに交換するには、ちょっとした知識とコツが必要になりますが、実行することで時間ロスを大幅に減らせ、快適なパソコンライフを送れるようになります。


今回はHDDからSSDに換装する際の知識とコツについて紹介します。

それでは、さっそく行ってみましょうッ!


【これで安心】パソコンのHDDをSSDに換装する為の、たった一つの注意点

交換するSSDを持っている手

Akira(Type-EDGE)がたどり着いた結論

HDDとは?

裏返しにしたHDD

HDDとはHard Disk Driveの略で、パソコンで使用するシステムやデータを保存する記憶装置(主記憶装置)としての役割を担っています。誕生したのは1956年で、それ以後、今日に至るまで使用され続けているパソコンにとっては無くてはならない部品の一つです。

HDDの内部はレコードプレイヤのようになっています。金属でできたディスクがあり、そのディスクを回転させながら、磁気を帯びたヘッドを動かして、データを読み書きします。

個人的にHDDが優れていると感じるのは、「記憶できる量」と「壊れる時期が分かる」という2点です。SSDに比べて容量が大きく安価なので、データを保存するのに向いています。また壊れかけてくると金属を引っ掻くような音が聞こえるので、データが全損する前に対策を行えます。

 

SSDとは?

マウンターに搭載したSSD

SSDとはSolid State Driveの略で、HDDと同じくパソコンの主記憶装置です。

HDDはディスクを回してデータを保存する方式を採用していましたが、SSDは半導体(メモリ)に保存しています。私たちがUSBメモリにデータを保存するのと同じように、SSDはパソコンから受け取ったデータをメモリに保存していると考えてください。

SSDはHDDのように物理的な動きを伴うことなく、半導体内部のデータを読み書きしているので、HDDより高速に動作します。ANANDTECHによると、SSDとデータ転送速度はHDDの5倍程度と発表しています。


結局、HDDとSSDではどっちが良いの?

どちらにするか悩んでいる男性

結論から言うと、ケースバイケースで両方とも実用性があります。

SSDは高速にデータ転送を行える半面、容量当たりの費用がかさみますので、システム領域(OSを保存する場所)や頻繁に使用するアプリケーションのインストール先に使用するのに適しています。

HDDは速度が遅いものの、容量当たりの費用が安いので、動画や写真といったデータを保存するのに向いています。データを読み書きする時に遅延が生じるように思えるかもしれませんが、データファイルの場合、システムのように頻繁に読み書きしないので遅延は生じません。

パソコンには両方搭載し、ケースバイケースでしっかり使い分ける運用を行いましょう。

 

HDDをSSDに換装する際の注意点

ここからが注意点だと示す男性

機能的に見ると、SSDは半導体内部のデータ保存方法によって幾つかに分類され、かつデータを読み書きする速度(転送速度)も大きな違いがあります。

とはいえ、これまでに様々なメーカのSSDを100枚以上、クローンしたり、操作したりしてきた私から言わせてもらうと、「クローンソフトを提供しているメーカのSSDを使用するならば、どれを使用しても同じ」です。

パソコンは主記憶装置だけによって動作速度が決まるのではなく、CPUやメモリ、マザーボードのチップセット、OS、OS上で動いているアプリケーションなど様々な要因によって動作速度が決定します。

かつSSDのデータ転送速度は、正直に言うと私たち人間が「知覚できるほどに遅い速度」ではありません。私たちが気付かぬうちにデータ転送を行っているのが事実です。

 

むしろ、問題視するのはHDDをSSDへクローンするアプリケーションの有無です。

 

昨今では、クローンソフトの有名どころは、クローン機能を有料化しています。

私は2010年頃からHDDからSSDに換装する際、クローンによって行っていましたが、その当時におけるクローン機能は無料で使え、クローン後のマシンは正常に動作していました。

利用していたクローンソフト(今はいずれも有料機能です)

 

またWestern DigitalやSanDisk、ADATAといったメジャーメーカは自前のクローンソフトを無料で提供していますが、自社のSSD以外はクローンできない仕様にした囲い込みを行っています。

SSDメーカが用意したクローンソフト

 

このような状況なので、HDDからSSDへ換装する際に現状のデータを引き継ぐ為にクローンを無料で実施するには、特定メーカのSSDを調達しなければ難しくなってしまいました。

 

よって、SSDを選定する際には、機能面を重視するよりも、無償となるクローンソフトの有無で判断をするべきです。

以上のことから、私がお勧めするSSDは以下となります。私の場合、HDD時代から記憶装置業界をけん引するWestern Digital/SanDiskを選ぶことが多いです。

 

さいごに

今回はHDDをSSDに換装する際の注意点について紹介しました。

 

私がSSDのクローン作業をやるようになった2010年では、このような記事を書くことを想像していませんでしたが、昨今におけるSSD換装は困難を極めています。

有名なクローンソフト関連は、システム領域のクローンについては有償化し、無償では出来ない状況となっています。

無償で利用するには、SSD製造メーカが提供している専用ツールを使わなければなりません。

 

とはいえ、SSDの性能はデータの保存方法の差異や転送速度の優劣はあるものの、パソコンの動作速度はCPUやOS、アプリケーションといった様々な要因が絡んだ末の結果なので、SSDだけではどうしようもありません。

よって、SSDを選定する際には、専用ツールを提供しているSSD製造メーカのものを選びましょう。

ちなみに専用ツールを度外視して、価格重視にする場合には、知名度と容量でこなれたキングストンが狙い目です。

今回の記事は如何だったでしょうか。

もし今回の記事が良かったと思った方や評価したいと思った方は、コメントを残して頂けると嬉しいです。

また、私はパソコン以外にも記事を書いていますので、そちらも読んでいただけると幸いです。

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