2023/04/23

データを復元! 4DDiG で削除したデータを復元する方法を紹介

こんにちは、Akira(Type-EDGE)です。

パソコンを使っていて間違ってデータを削除したり、データが壊れたりして、慌てた事はありませんか?

私は日常的にパソコンを使っているので、ポツポツと起きています。
その多くがゴミ箱から回収したり、少し壊れただけならWindowsの修復機能を利用したりして、解決しているのが主です。

 

そんな私の元へ「間違って削除したデータを復元して欲しい」という依頼がありました。

この時に幾つかの方法を試した所、以下の4DDiGというデータ復元ソフトが使いやすかったので、記事にして紹介します。


もしも今、あなたがデータを復活させようとしているのならば、4DDiGの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

それでは、行ってみましょうッ! 


データを復元! 4DDiG で削除したデータを復元する方法を紹介

4DDiGのトップ画面

Akira(Type-EDGE)がたどり着いた結論

  • 削除したデータがゴミ箱を経由せずに抹消されてしまう場合がある。
  • 破損したり失われたりしたデータは、データ復元ソフトを利用すれば復元できる!
  • データ復元ソフトはたくさんあるが、復元までのハードルの高さが異なる。
  • 4DDiGならば復元したいカテゴリを選ぶだけで、データを簡単に復元できる。

 

削除したデータの復元について

削除したデータに途方をくれる男性

趣味でも仕事でも、一度に複数のファイルを使用しながら作業を進めることってありますよね。

そんな時、一時的に作成した作業用ファイルを削除しようと思って、誤って作成途中のものを削除してしまう時があります。

自分のパソコンの中に保存しておけば、ゴミ箱に移動するだけなので簡単に復元できます。

しかし、ネットワークドライブやUSBメモリのように、自分のパソコンの外に保存していると、ゴミ箱に移動せずに、そのまま抹消されて永遠にデータを回収できません。

 

先日、私の元へデータを復元して欲しいという依頼があったのが、まさにUSBメモリに保存したものでした。

作業に追われる中で、不要に感じたデータを削除した所、実は重要なものだったのです。

慌ててゴミ箱を見るも、データサイズが大きかった為、ゴミ箱を経由せずにそのまま抹消されてしまったとのことです。

 

Unix系のファイルサーバのように仕組みを設定できる機器であれば、ユーザの見えない所でtrush boxを置く設定を行うなど、対策の取りようがあります。

対してUSBメモリの場合、クライアントマシンに直結で使用するので、不注意な操作を想定した対策を取りづらいです。


削除したデータを復元できる仕組み

ポイントを分かりやすく伝えてくる女性

「完全に消えてしまったのに、どうして復元できるの?」

そんな疑問を持たれた方も少なくないかと思います。

事実、私たちは日々の日常生活において様々なものを使用し、それによって出たゴミを捨てています。

ゴミ箱に捨てただけならば、拾い上げることもできますが、ゴミ収集に出してしまったら二度と回収はできません(したくもないですね)


リアルで行っているゴミの扱い方と、データの削除は少しだけ流れが異なります。

実は、データを削除してもデータそのものは削除されずに、HDD/SSDやUSBメモリに残ったままとなっています。 

「え? どういうこと??」と思われたかもしれません。


パソコンはデータを取り扱う際に、「データそのもの」と「データがある場所を管理するラベル」の2つを保存しています。

私たちがデータを削除した時、パソコンは「データがある場所を管理するラベル」を削除して、処理を終了しています。

ラベルが見えなくなる為、私たちはデータの削除が適切に完了したと判断しているのです。

ラベル管理が行われていない「データそのもの」の場所にはデータが残っているものの、管理の対象から除外され、別のデータによる上書き待ちとなります。


つまり、削除したデータが存在している領域に新しいデータが上書きされる前ならば、復元が可能となります。

多くのソフトウェア会社が提供しているデータ復元ソフトは、この仕組みを利用して、ラベルのある場所を特定しながらデータの復元を行っているのです。


簡単・手軽なデータ復元ソフト 4DDiGを紹介

4DDiGのバージョン情報

データを復元する仕組みを理解いただいたところで、私が今回の障害で使用したデータ復元ソフト 4DDiGについて紹介します。

私が良いと感じる判断基準は以下の点を重視しています。

  • 操作性

    データの復元を行うには、直感的に操作できるかは重要な項目です。
    復元作業時は精神的に不安定な状況にあり、操作を間違えると永遠に復元でいなくなるリスクがあります。
    簡便な操作を行えることが、復元の成功率を高めると言っても過言ではありません。
  • 復元できる拡張子

    データ復元ソフトによって、復元する拡張子の設定方法が異なります。
    復元に対応した拡張子の種類が多ければ成功する可能性が高まりますが、同時に復元にかかる時間が膨大になり、かつ対象外のゴミが大量に出てきてしまいます。
    ソフトウェアの設定で復元したくない拡張子を選べることが多いので、復元できるデータの幅が広いソフトを選定する場合には、設定が簡単なものを選ぶべきです。
  • 信頼性

    データを扱うので、信頼性は必要不可欠です。
    あなたの見えない所で、データ復元ソフトがデータをこっそりと流出させていたなんてことがあったら一大事です。
    有償版があったり、人気が高かったりするデータ復元ソフトであれば問題はありませんので、ソフト選定の際に参考してください。
上記の判断基準をベースにした場合、4DDiGは以下の点が他の製品と差別化されています。
  • カテゴリごとに分類されたGUI表示で、直感的に操作できる
  • スキャンを行うことで、ファイル一覧を作成できる
  • 1000種類以上のファイル形式に対応、壊れた動画さえ修復可能
  • 初回操作の場合、操作説明をしてくれるアシスト機能がある

    4DDiGのアシスト機能

 

データ復元ソフト 4DDiGによるデータ復元を実践!

4DDiGのデータの復元方法の流れを参考として紹介します。

もちろん、あなたの環境によって復元に至るまでのステップが異なる場合がありますので、実際に復元する場合には環境に合わせた設定を行って、実施してくださいね。


4DDiGを実際に利用して感じた2つのポイント

  1. Webサイトを意識したような操作画面

    最近のWebサイトは、マウスやキーボードの操作に合わせて、テキストや背景が動いたり、色が変わったりしますよね。

     4DDiGも同様で、他のソフトウェアでは信じられないほどに良く動いてくれて、操作していて楽しいです。

    今のWindowsアプリケーションはここまでできるのか」と、私の判断基準となるハードルを大きくぶち上げてくれました。

    純粋に、良い仕事をしてますね!

  2. 情報業界あるあるの専門用語が無く、操作性が高い

    パーティション、拡張子、セクタ……など、データ復元ソフトを利用すると、これら情報業界あるあるの難しい言葉が出てきます。

    私のように様々なソフトウェアを触れている情報分野の者ならば当たり前のように理解できますが、ネットサーフィンなどで利用している方からすると、ただの呪文にしか思えないですよね。

    4DDiGで復元作業をしていた時、専門用語が少なく、理解しやすい日本語が使われていることに気付きました。

    復元したいファイルを「ビデオ・ドキュメント」といったジャンルごとにカテゴリ化したり、「スキャン」や「復元するファイルの場所」といった表記をしたりした、日常会話で使用するローコンテクストを採用しています。

    情報関連に長けていないユーザでも安心して利用できるシステム設計が採用されています。


4DDiGのダウンロードについて

4DDiGは以下のリンクからダウンロードできますので、インストールをお願いします。


前提条件

今回の復元作業では、USBメモリ内にあるExcelファイル「Excelファイル.xlsx」を誤って削除してしまい、ゴミ箱にも残っていなかったことを想定します。

復元対象となるExcelファイル

ダミーファイルとして用意するExcelファイルは以下のようにテキストの他、画像ファイルが挿入されています。

復元前のExcelファイルの状態


データ復元の流れ

復元対象となるドライブを選択します。

私がスキャンしたいUSBメモリはHドライブなので、そこをスキャンします。

4DDiGで復元するドライブを選択する

復元対象とするファイルの種類を選択します。

他のソフトでは拡張子(.jpg や .xlsxなどファイルの最後に付される値)を選ぶことが多いですが、4DDiGではカテゴリで分類されているので分かりやすいです。

4DDiGで復元ファイルを選択する

カテゴリの選択を終えると、ドライブ内のスキャンが開始されます。

スキャンが完了すると、どれだけのデータ数が残されているか表示されますので、次へと進みます。

4DDiGスキャン完了画面

今回は誤って削除してしまったファイルを探しているので、「削除されたファイル」 を選択します。

「削除されたファイル」には、一時ファイルを含めた、これまでに削除したファイルがたくさん格納されていますね。

 スキャン結果には、ファイルの最終更新日が含まれているので、最終更新日時順に並べ替えれば最上位に出てきてくれます。

4DDiGの復元結果

プレビューで中身が正しいか確認してみます。

4DDiGの復元対象のプレビュー表示

画像含めてプレビューが表示されました。データとして間違いありません。

復元対象のチェックボックスを有効にして、復元をクリックすると復元先の指定を求められた後、データの復元が行われます。

これにて復元完了です。

 

有償版と無償版の違いについて

4DDiGでは、有償版と無償版があります。

これらの大きな違いは、データの復元が行えるか否かだけです。

簡易的なスキャン機能やより詳しく調べるディープスキャン機能といった、それ以外の機能については有料版/無料版を問わず利用できます。

その為、まずは無償版を利用してデータのスキャンを行い、復元したいデータが見つかるかどうかを試すのが良いと思います。

 

「そんなこと言っても、データの復元は難しそうだし、ちょっと不安……」

そのように感じる方も少なくないと思います。

公式でデータ復元までの流れを示した動画が用意されていますので、公式サイトを見てみるのをお勧めします。

もしも作業中に問題が起きた場合には、Tenorshareではユーザ向けのサポート体制があり、データ復元作業中に起きた障害を相談できます。

また30日以内であれば返金対応も実施していますので、購入後にソフトを利用して復元できなかったとしても無駄にはなりません。


さいごに

今回はデータ復元ソフト 4DDiGについて紹介しました。


ふとした拍子にデータが破損してしまったり、誤って削除してしまったりすることは避けられません。

しかし、そのような状況になったとしてもデータそのものはHDD/SSDやUSBメモリ内部にありますので、 データ復元ソフトを使用すれば復元が可能です。

 

データ復元ソフトは操作性の違いや設定難易度などを差別化していて数多くありますが、今回の記事ではTenorshare製のデータ復元ソフト 4DDiG を使用しました。

GUIに対応していますのでコマンド操作を行う必要もなく、直感的な操作性で簡単にデータ復元まで行えます。

 

なお、どうしてもデータ復元などのリスクを最小限にとどめたい方は、日常的にバックアップをする仕組みを取り入れることをお勧めします。

バックアップシステムと聞くと、高額に思えるかもしれませんが、以下のようなNASを調達するだけで仕組みを作ることができるようになります。

 

別の記事でデータのバックアップ方法の違いについて纏めたものがありますので、もし良かったらこちらも参考にして下さい。

 

今回の記事は如何だったでしょうか。

もし今回の記事が良かったと思った方や評価したいと思った方は、コメントを残して頂けると嬉しいです。

また、私はパソコン以外にも記事を書いていますので、そちらも読んでいただけると幸いです。

 

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