2023/05/30

【クリック操作だけ】EaseUS Todo Backup Homeを使ったデータバックアップの仕組み化を紹介

こんにちは、Akira(Type-EDGE)です。

あなたは、自分自身で「これを毎日やるぞッ!」って決意したことを継続できますか?


私はできません(笑)。

3日目ぐらいからやらなくなり、1週間後には決意したことさえ忘れています。

例えば、データのバックアップが良い例です。

プログラミングをやったりデータを作成したりしていると、日々のバックアップが欠かせないのは理解しているのですが、その理解が行動にまで伴いません。

もしあなたも私と同じようにデータのバックアップを手動でやっているけれども、いつの間にか忘れてしまっているのならば、仕組みで解決するのはいかがでしょうか?


バックアップの仕組み化に利用するソフトウェアは「EaseUS Todo Backup」です。

無償版でもスケジューリング機能が使用できるのでオススメです。

 

今回は以下のような方々向けに、データのバックアップを仕組みで解決する方法を紹介します。

  • データのバックアップを手動で行っている方
  • バックアップが必要だと思っているけれども実行に至っていない方
  • データをバックアップしておかなくて悲惨な目にあった方
それでは、行ってみましょうッ!


【クリック操作だけ】EaseUS Todo Backup Homeを使ったデータバックアップの仕組み化を紹介

EaseUS Todo Backupの起動画面

Akira(Type-EDGE)がたどり着いた結論

  • バックアップを継続できないならば仕組み化しよう。
  • データをバックアップしておかないと、復元までに多くの時間を要する場合がある。
  • バックアップ方法は差分・増分・完全と3種類ある。
  • EaseUS Todo Backup はバックアップのスケジュール管理が行え、自動でバックアップ可能。
  • バックアップ先はバックアップ元とは異なる環境を選ぶこと。 EaseUS Todo Backupのクラウドストレージ機能を利用するのもアリ。


データのバックアップ方法には違いがある

バックアップのポイントを解説

「データをバックアップしよう」と簡単に書いても、その方法や対象はいくつもあります。

バックアップ全般に関しては別の記事で纏めてありますので、基本的なことを知りたい方はこちらの記事を参照してください。


個人的にお勧めなバックアップは、ファイルの差分バックアップです。

ファイルの差分バックアップをお勧めする理由としては、もっともシンプルにバックアップを行えるからです。

 

もちろん、失ってはいけないアプリケーションがあったり、環境復旧までに多くの時間を割けないならば、システムバックアップを行った方が良いのは間違いありません。

とはいえ、特殊な開発環境で使用する有料ソフトの場合、インストールされた環境のUUID等の一意な情報を監視しており、仮にバックアップ環境から別のHDD/SSDに復元しても動作しないのが一般的です。

また昨今ではほとんどのソフトウェアがWeb上にありますので、アカウント情報やシリアルキーさえ保存しておけば環境を復元できる状況にあります。

上記のような理由に加え、システムを含めたバックアップの場合、バックアップ時に多くの時間を要する点からも、個人的にはお勧めしていません。


ファイルの差分バックアップであれば、バックアップの時間も保存する容量も少なくて済むので、スケジューリング化した仕組み化に向いています。

今回紹介するEaseUS Todo Backup は、ファイルの差分バックアップを含めたバックアップ方法・対象のスケジューリング化を簡単に行えるのでお勧めしています。


EaseUS Todo Backup をお勧めする2つのポイント

スケジューリング&クラウドストレージ

  1. スケジューリング化

    バックアップソフトでスケジューリング機能を持っているのは、凡そ有償版に限られます。このEaseUS Todo Backupもビジネス向けとして有償版を公開していますが、スケジューリング機能はFree版でも使用できる仕様となっています。
    もちろんビジネス向けに比べれば機能制限がかかっていますけれど、無償の範囲でビジネス向け品質のバックアップデータでスケジューリングできるので利用しない手はありません。
  2. クラウドストレージへの保存

    「まさかデータバックアップにおいてもクラウドストレージへ保存する時代が来るなんて……」と細やかなカルチャーショックを受けました。
    以前の常識ならば、現行機とは別にファイルサーバや外付けHDDを用意し、そこへバックアップデータを保存していました。
    クラウドストレージへ保存できるならばディスクドライブを調達し管理する手間が省けますし、さらに言えばバックアップ先が壊れてバックアップデータが全て失われたという珍事にも遭遇せずに済みます。

 

 EaseUS Todo Backup を使ったバックアップの仕組み化

EaseUS Todo Backupの初期起動

今回はUSBメモリに対する自動バックアップのスケジューリングを行い、かつバックアップを実施します。

実際にはバックアップしたいドライブに読み替えて、操作をお願いします。

 

バックアップする上で大切なことなのですが、バックアップしたデータの保存先は、バックアップ対象の中を設定しないでください。。

バックアップデータはバックアップ対象が壊れた時に使用するので、バックアップ対象の中に保存してしまうと、一緒に壊れて復元に使用できなくなります。

EaseUS Todo Backupではクラウドストレージに保存する機能があるので、クラウド上に保存するのが最善策です。

または別にNAS等のファイルサーバを用意して保存するのも良いです。

 

STEP.1 ソフトウェアを導入する

ソフトウェアはこちらからダウンロードできます。


STEP.2 バックアップ対象を選択する

起動するとバックアップ対象の作成を求められますので、「バックアップの作成」をクリックします。

EaseUS Todo Backupのトップ画面

次の画面では4つの中から対象を選べますが、ファイルバックアップを行う場合には「ファイル」または「ディスク」のどちらかを選んでください。

  • ファイル:ファイルを個別に選択する
  • ディスク:ディスク(ドライブ)単位に対象を選択する

今回はファイル個別にバックアップしないので、「ディスク」を選択します。

EaseUS Todo Backupのバックアップ方法設定

バックアップ対象へチェックを入れて次へ進みます。

EaseUS Todo Backupのバックアップ対象設定


STEP.3 オプション設定を開き、バックアップの設定を行う

ここまでの設定でバックアップを行える環境が整いました。

次にスケジューリング化を行います。

オプションを開きます。

EaseUS Todo Backupのオプションを開く

バックアップ方法のタブを開き、スケジューリングする間隔を設定します。

設定例では「毎週の日曜日 14:00」にバックアップが自動的に行われます。

EaseUS Todo Backupのスケジューリング

スケジューリングの設定は完了したので、画面右下の「OK」を選択してオプションを抜けてください。

直感的に操作できるので簡単にスケジューリングできました。

 

STEP.4 バックアップを実施する

オプション画面を抜けたら、「今すぐバックアップ」を選択します。

あとはバックアップが終わるのを待つだけです。 

EaseUS Todo Backupのバックアップ開始


さいごに

今回はEaseUS Todo Backup を使ったバックアップの仕組み化を紹介しました。

 

手動でバックアップをしていると、どうしても忘れてしまいがちなので、バックアップの仕組み化がお勧めです。

仕組み化をする上で欠かせないのは、バックアップをスケジューリング化して自動的に行ってくれるソフトウェアです。

今回、紹介した EaseUS Todo Backupならば無償でスケジューリング化しつつバックアップを行えます。

EaseUS Todo Backupのクラウドストレージ機能を利用するならば、クラウド上にバックアップデータを保存できるので、バックアップを保存する領域を別途準備する必要が無くノンストップでバックアップを行えるようになります。

 

バックアップ作業はスケジューリング化を含めて4ステップで完結します。

マウスカーソルだけで直感的に操作でき、簡単にバックアップにまで至れます。

 

今回の記事は如何だったでしょうか。

もし今回の記事が良かったと思った方や評価したいと思った方は、コメントを残して頂けると嬉しいです。

また、私はパソコン以外にも記事を書いていますので、そちらも読んでいただけると幸いです。

 

さいごの最後に、参考文献を掲載します。


2023/05/26

ChatGPTをスプレッドシート連携して、GPT関数を使う方法

こんにちは、Akira(Type-EDGE)です。

 

あなたはChatGPTを使っていますか? 

私は無償期間のお試しで利用しています。

悩んでいる時や調べるのが面倒な時に、プロンプトを打ち込むだけでさっと答えを出してくれるのは、便利を通り越して心強ささえ感じさせてきます。

 

今回はChatGPTとGoogle スプレッドシートを連携する方法について紹介します。 

ChatGPTのWebUIを開かずに、スプレッドシート上でChatGPTからの回答を得れる環境を構築できれば、AIの利用のしやすさが格段に上がる事、間違いなしです。

 

それでは、さっそく行ってみましょうッ!

 

ChatGPTをスプレッドシート連携して、GPT関数を使う方法


ChatGPT側の操作

① ChatGPTのアカウント作成

スプレッドシートでChatGPTを利用するには、ChatGPTのアカウントを作成する必要があります。

以下のURLより新規にアカウントを作成してください。


ChatGPTは有料サービスですが、無料で5ドル分を6か月の間、利用することができます。

今回はそのお試し期間を利用して、スプレッドシートと連携するので、気に入ったのならば有料化を行うと良いです。

現在の使用量は、以下のURLより参照できます。


② ChatGPTのapi-keysを発行する 

ChatGPTとスプレッドシートを連携するには、ChatGPTのapi-keysを生成し、それをスプレッドシートに設定する必要があります。

そこで、まずはChatGPTのapi-keysを生成します。


OpenAIのプラットフォームにあるapi-keys情報を開きます。

 

API-Keysの項目に「Create new secret key」というボタンがありますので、そこをクリックします。

OpenAIプラットフォームでapi-keysを生成する

api-keyの名前を入力して、Create secret keyをクリックしてkeyを生成してください。

api-keyを生成するポップアップ画面

生成したapi-keyをメモ帳などにコピーして無くさないでください。

なお api-keyは他の人に知られてはいけないので、安易に表示しないようにして下さい。

api-keyを生成した状態

ChatGPT側で行う操作は以上なので、次にスプレッドシート側の準備を行います。


スプレッドシート側の操作

① アドオン「GPT For Google Sheets and Docs」を導入

Google スプレッドシートを開き、「拡張機能 ->アドオン -> アドオンを取得」を選択し、Google Workspace Marketplaceへ移動してください。

Googleスプレッドシートからアドオンを追加する
Google Workspace Marketplaceにて「ChatGPT」と検索すると、「GPT for Google Sheets and Docs」が出てきますので、このアドオンを追加します。

GPT for Google Sheets and Docsを選択する

アドオンを追加する際、権限の許可を求められますので、許可してください。

以下の画面が出たら、GPT for Google Sheets and Docsにインストールが完了した状態です。

GPT for Google Sheets and Docsをインストールした状態

追加したアドオンへChatGPTを利用できるように、api-keyを設定していきます。


② 拡張機能からChatGPTのapi-keyを設定する

GPT for Sheets and Docsを追加した後、Googleスプレッドシートへ戻ると、GPT for Sheets and Docsから「Welcome to GPT for Sheets!」というメッセージが届きます。

メッセージの中段に「Enter your OpenAI API key」という項目があるので、そこへメモ帳などにコピーしておいたapi-keyを設定して、Nextをクリックして下さい。

GPT for Sheets and Docsにapi-keyを設定する

これで、スプレッドシート上でChatGPTを利用できる環境が整いました。

長い設定、お疲れさまでした。

次は、スプレッドシートに関数を打ち込んで、ChatGPTの回答を取得しましょう。


スプレッドシート上でChatGPTを使うには?

スプレッドシートでChatGPTを利用する

スプレッドシート上でChatGPTを利用するにはGPT関数を入力します。

以下の関数をセルに打ち込んでください。

    =GPT("プロンプト")

回答が来るまで少し時間がかかります。

ちなみにスプレッドシートを開きなおすと、再びGPT関数が動き出し、ChatGPTから得た回答を表示する仕様のようです。

一度回答を得たら、テキストとして貼り付けて再読み込みがかからないようにした方が良いです。 


ちなみに、この章のアイキャッチ画像として、このブログについてChatGPTに紹介してもらいました。

凄い内容が書かれてしまっていますが、どうやら未来の様子を書き綴ってくれようです。

常に今現在の内容を書いてくれるわけではないので、注意して使用してくださいね。

 

さいごに

今回はChatGPTをスプレッドシートで使用する方法について紹介しました。

スプレッドシートでChatGPTを使用するには2つのステップを踏む必要があります。

 

最初にChatGPTのアカウントを作成し、api-keyを生成します。

ChatGPTは6か月間または5ドルまで無料で使用できます。

 

生成したapi-keyはGoogle スプレッドシートのアドオン「GPT for Google Sheets and Docs」に設定します。

スプレッドシートでChatGPTを利用するには、GPT関数を使用します。

GPT関数を使用すると、直ぐにローディングしてChatGPTの回答を表示してくれます。

ただし、スプレッドシートを再表示する度にChatGPTに接続して回答を求める為、回答を得たら、文字列として貼り付けるようにした方が良いです。

また回答は常に適切に出力してくれるとは限らない為、使用する際には自分が求める回答か確認する必要があります。

 

今回の記事は如何だったでしょうか。

もし今回の記事が良かったと思った方や評価したいと思った方は、コメントを残して頂けると嬉しいです。

また、私はパソコン以外にも記事を書いていますので、そちらも読んでいただけると幸いです。

【超簡単】3ステップでデータ復元を行うEaseUS Data Recovery Wizardを紹介

こんにちは、Akira(Type-EDGE)です。

仕事をしていて、間違ってデータを削除してしまった経験はありませんか?

私はパソコンを使った活動を日常的に行っているので、削除してはいけないデータを削除してしまったことが何度もあります。

Windowsの場合、ローカルに保存しているのならば、削除したデータはゴミ箱に移動するだけなので直ぐにデータを復元できます。

しかし、保存先がネットワークドライブだったり、データのサイズが大きかったりした場合、ゴミ箱を経由せずにデータを抹消されてしまいます。

 

「1日かけて作り上げた資料が無くなってしまった……」

「何年も記録を付けてきたExcelファイルだったのに……」

 こんな状況に陥ってしまったら、呆然としてしまいますよね。

 

間違ってデータを削除してしまった時に、直ぐにデータ復元できるソフトウェア EaseUS Data Recovery Wizard を紹介します。

Free版でも復元できる優秀なソフトウェアなので、間違ってデータを削除してしまった時にレスポンス良く復元したい方は、インストールしておくことをお勧めします。

 

今回の記事はこのような方向けに書いています。

  • 間違ってデータを削除してしまい、復元しようとしている。
  • 使いやすいデータの復元ソフトを探している。


それでは、さっそく行ってみましょうッ!

【超簡単】3ステップでデータ復元を行うEaseUS Data Recovery Wizardを紹介

EaseUS Data Recovery Wizardのデータ復元完了

Akira(Type-EDGE)がたどり着いた結論

  • 間違ってデータを削除するのは誰もが通る道。
  • データの復元ソフトはたくさんあるが、設定方法と復元できるサイズが異なる。
  • EaseUS Data Recovery Wizardは削除してしまったデータの復元を無料で行え、かつ復元まで3回のステップしか要しない。
  • 2020年頃に削除したデータまで復元対象となり、スキャン精度はかなり高い!


データ復元ソフトで検討すべき2つのポイント

データ復元に悩む男性

 「データ 復元ソフト」

このキーワードでGoogle検索を行うと、たくさんのデータ復元ソフトが見つかります。

パソコンに詳しく無い方だと、「つまり、どれを使えば良いの?」って感じて、戸惑ってしまうかもしれません。


結論から言ってしまうと、検索にかかった多くのソフトウェアはデータの復元を行えます。

違いはデータ復元を行うまでの設定内容と、データを復元できるサイズの2点です。 


一つ目の設定内容ですが、データを復元するにはソフトウェアに適切な設定を行う必要があります。

この設定を行う方法が、コマンドプロンプトという黒い画面にコマンドをひたすら打ち込んで行う方法を採用したものや、ディスプレイにアプリケーションを表示してマウス操作で直感的に設定できる方法を採用したもの等、開発会社のコンセプトによって異なります。

利用者ニーズから様々な方法が取られていますが、初心者の方や失敗したく無い方は、日本語で書かれた設定項目をマウスカーソルで直感的に設定できるものを選ぶことをお勧めします。


二つ目のデータを復元できるサイズですが、ソフトウェアの使用によって復元できるデータサイズが異なります。

正確に言うと、無料版だとデータを復元できるサイズが限定されているソフトウェアが多いです。

ものによってはデータが復元できる可能性があることを表示しつつ、「復元するデータは見つかりましたが、データ復元機能は有償版を利用ください」と促してきます。

データ復元ソフトを選ぶ際には、無償で復元できるサイズを見るようにして下さい。

 

データの復元作業を何度も行ってきた私からすると、上記の2点を満たすソフトウェアはかなり少ないです。

今回、紹介する EaseUS Data Recovery Wizard は分かりやすい操作画面であり、かつ無償で復元できる優れたソフトウェアです。

 

EaseUS Data Recovery Wizardをオススメする3つのメリット

メリットを伝える男性
  1. 無料でデータ復元を行える

    前項でも記載した通り、無償でありながらデータ復元まで行えるソフトウェアは少ない中、EaseUS Data Recovery Wizardは復元が可能です。
    2GBの容量制限がありますが、これだけあればドキュメントや写真、ショートムービーは復元できますので、個人利用の範囲はほぼ復元可能と考えてしまって問題ありません。
  2. 分かりやすい操作画面

    EaseUS Data Recovery Wizardのトップ画面
    「損失パーティション」という警告表示が右下にありますが、これはSSDを復元した時の残骸として残ってしまったもので、Windowsのドライブでは表示されていない領域です。
    普通の環境であれば存在するはずのない領域を警告して表示しているように、ユーザが見た時に直感的に分かる仕組みが採用されています。

  3. ワンクリックで実現する復元作業

    復元作業を行うのに複雑な設定があると不安になったり、詳しい人にやってもらった方が良いんじゃないのかと思ってしまったりしてしまうかもしれません。
    EaseUS Data Recovery Wizardを利用する上で、複雑な設定を行うことはほぼありません。
    復元したいデータを探すスキャン作業は、検索したいドライブをワンクリックすれば自動的にスキャンが開始され、最後には整理された状態で表示されます。
    データの復元もスキャン同様に、復元したいファイルをワンクリックすると復元作業が始まります。


EaseUS Data Recovery Wizardのデータ復元を3ステップで紹介

EaseUS Data Recovery Wizardの起動画面

今回の復元の想定について簡単に記載しますと、USBメモリ(Hドライブ)に保存したExcelファイルを誤って削除してしまい、ゴミ箱に移動せずにそのまま抹消されてしまったことを想定しています。

Hドライブは現在、このような状況になっています。

Hドライブの状態

削除されてしまったデータをEaseUS Data Recovery Wizardを使い、データを復元していきます。

 

STEP1. ソフトウェアを導入する

ソフトウェアはこちらからダウンロードできます。


STEP2. EaseUS Data Recovery Wizardで復元したいドライブをスキャンする

EaseUS Data Recovery Wizardを起動したら、復元したいドライブを選択します。

今回はHドライブで削除してしまったファイルを復元することにしますので、スキャンを実施します。

EaseUS Data Recovery Wizardでスキャンドライブを選択

スキャン中はプログレスバーが止まるまで、何もせずに待つだけです。

なおUSB3.0接続14GBのUSBメモリをスキャンするのに要した時間は42秒、良い感じの速度です。

 

STEP3. ファイルを選択して復元を行う

スキャンが完了すると、「紛失ファイル」と「既存のファイル」という大きく二つに分類されて表示されています。

EaseUS Data Recovery Wizardでスキャンが完了した状態

紛失ファイルとは、USBメモリ内でユーザが見る事のできないファイルなので、復元対象が入っているものです。

既存のファイルとは、ユーザが見えるファイルなので、今現在のUSBメモリ内を意味しています。


紛失ファイルの中を見ていくと、なんと2020年頃のファイルまで表示が出ました。

今回使用しているUSBメモリはメインで使用しているものなのでデータの出し入れ頻度の高いものですが、まさかこのような形で復元対象になるなんて思いませんでした。

2020年のファイルが復元された状態

2020年のファイルを適切に復元できましたが、コンプライアンスの都合上、申し訳ない事にここでは掲載できません。


復元対象であるExcelファイル.xlsxを選択し、画面右下にある"復元"をクリックします。

EaseUS Data Recovery Wizardでデータを復元する

保存先を選択すると即座に復元が行われます。

EaseUS Data Recovery Wizardでデータ復元が完了した状態

簡単に復元が終わりました。

UI全般が分かりやすく、ユーザが「次は何をするべきか」を丁寧に導いてくれます。

かつ難しい設定項目もないので、データ復元の敷居がとても低く感じさせられました。


さいごに

今回は EaseUS Data Recovery Wizard を紹介しました。

データ復元ソフトは数多くありますが、復元までの設定方法や復元できるサイズの違いによって差別化されています。

特に無償版ではデータをスキャンできても、復元できない場合が多く、ソフト選定を行う際には機能面の理解が求められます。

 

EaseUS Data Recovery Wizardは無償版であっても2GBまで復元ができます。

2GBのファイルと言えば、一般的なドキュメントや写真、ショートムービーであれば対象に含まれますので、ほとんどのデータを復元できます。

また操作画面は日本語に対応、かつマウスで設定できるので直感的なつくりをしており、実際に復元作業を行う際にもワンクリックで各機能を利用できるのでレスポンス良く作業を行えます。

 

データの復元作業はインストールから復元完了まで3ステップで完了するのも魅力的です。

誤ってデータを削除した時はどうしてもパニック状態になっていますので、復元までのステップ数は少なければ少ないほどよく、かつ難しい設定が無ければないほど復元できる可能性が高まってきます。

それに2020年のデータが復元対象に挙がるとは思ってもいませんでした。

内部スキャンの精度もかなり高いと感じさせられました。

 

今回の記事は如何だったでしょうか。

もし今回の記事が良かったと思った方や評価したいと思った方は、コメントを残して頂けると嬉しいです。

また、私はパソコン以外にも記事を書いていますので、そちらも読んでいただけると幸いです。

 

さいごの最後に、参考文献を掲載します。

2023/05/13

Windows 11のエクスプローラーで日付ごとのグループ化を解除する方法

こんにちは、Akira(Type-EDGE)です。

あなたはWindows11をもう使っていますか?

Windows 11は2021年10月5日にリリースされて以来、度重なるアップデートが繰り返されてきましたが、評判を聞く限り良いOSです。

この状態ならば、Microsoftの黒歴史として歴史から抹消されないOSになりそうですね。


このような記事を書いている私ですが、実をいうと、ようやくWindows 11へのアップグレードを行いました。

開発環境やら使い勝手やら、色々な要因があって躊躇していましたが、何事も挑戦しないと分からないので、Windows10をWindows11にして操作感を試している最中です。

そんな中でぶつかった分からないことを、今回は記事にしてみました。


それでは、さっそく行ってみましょうッ!

Windows 11のエクスプローラーで日付ごとのグループ化を解除する方法

フォルダ内のファイルがグループ化された様子


Akira(Type-EDGE)がたどり着いた結論

  • フォルダの中でファイルが"今日"や"かなり前"という日付ごとにグループ化されており、ファイル名や日付でソートができない。
  • 日付ごとのグループ化はエクスプローラーの機能の一つ。設定次第で有効/無効が選択できる
  • ファイルをソートする方は、グループ化機能を無効推奨


フォルダ内に表示される"今日"や"かなり前"とは?

過去と現在を示すような矢印

フォルダの中でファイルを選択しようとした時、自分ではグループ分けをしていないのに、"今日"や"かなり前"という日付ごとにファイルが区分されていませんか?

このグループ化はエクスプローラーの機能の一つで、Windows 10時代には既に実装された機能です。

グループ化の機能が有効になった状態でファイル名や日付でファイルをソートすると、グループごとにソートされるだけで、ファイル全体が整然とソートされません。

エクスプローラー内を日付ごとにグループ化せずにファイル一覧を表示させるには、エクスプローラーのグループ分け機能を無効にする必要があります。


エクスプローラーのグループ化機能を無効にする方法

機能の有効化と無効化を悩む社員

グループ化の機能を無効にするには、エクスプローラーの設定を変更する必要があります。

この設定を行うことで、OSに致命的な問題を生じさせたり、クラッシュさせてしまったりするリスクはありませんので、安心して操作を行ってください。


グループ化機能を無効とするには、次の2つのステップを行います。

  • "ドキュメント"を開く。
    ドキュメントを開いてください。フォルダやファイルが表示していれば良いので、ダウンロードやピクチャでも大丈夫です。

    Windows11のドキュメントを開く

  • 並べ替えの中にあるグループ化の設定を"(なし)"にする。
    エクスプローラーの上部にある"並び替え"を選択します。その後、グループ化を選び、"なし"を選択します。

    エクスプローラーのグループ分け設定を(なし)にする

以上の設定を行うことで、エクスプローラーでグループ化された表示が行われなくなります。

もしもグループ化したい場合には、"(なし)"以外を選択してください。


個人的にはソートを有効活用する上で、日付ごとのグループ化は不要だと感じているので無効推奨です。


さいごに

今回はWindows11を使い、エクスプローラーのグループ化機能の有効化/無効化を行う方法について紹介しました。


フォルダ内でファイルが"今日"や"かなり前"という日付ごとにグループ化されているのは、エクスプローラーのグループ化機能によって生じています。

グループ化が行われているとファイルをソートした時、グループごとに処理が行われる為、すべてのファイルを整然と並べ替えることができません。

グループ化機能を無効にするには、エクスプローラーの設定を変更する必要があります。


エクスプローラーの表示タブの中からグループ化設定を行います。

グループ化を有効にする場合には、グルーピングしたい項目を選びます。

無効化したい場合には、(なし)を選択することで、無効化できます。


個人的には、フォルダ内でソートを行う場合には、グループ化を無効化した方が使いやすいと感じています。


今回の記事は如何だったでしょうか。

もし今回の記事が良かったと思った方や評価したいと思った方は、コメントを残して頂けると嬉しいです。

また、私はパソコン以外にも記事を書いていますので、そちらも読んでいただけると幸いです。

2023/05/06

OAK-D OpenCV DepthAIカメラでデモを動かす2つのステップ

こんにちは、Akira(Type-EDGE)です。

最近、どこに行ってもAIやディープラーニングの話を耳にするようになりましたね。

サービスとして利用する機会も少しずつ出てきてはいますが、実際にAI自体を私たちが動かす機会は無いと思っていませんか?

気軽にAIを試せる機会として、作文関連ではChatGPTが有名です。

ChatGPTを知らない方向けに簡単に説明してしまうと、出力したい文章をプロンプトで指定することで、AIが自動的に作文をしてくれます。

ブログやニュース記事、プレゼンテーション、マーケティングの分野では様々な活用方法を見出せそうです。

他方で、画像認識ではOAK-D OpenCV DepthAIカメラがあります。

人や物を認識したり、位置関係や距離を測定したりできるので、製造や運送、保安といった業界で検討してみると面白そうな結果が生まれそうだと私は感じています。


今回は、OAK-D OpenCV DepthAIカメラという最先端ガジェットを使って、公式のデモを動かすまでを紹介します。

以下のような考えの方向けに書いていくので、もし良かったら参考にして下さい。

  • AIの技術や画像認識の分野を触れてみたい。
  • 最先端のガジェットで遊びたい。
  • OAK-D OpenCV DepthAIカメラを買ったが、動かす方法が分からない。

それでは行ってみましょうッ!

OAK-D OpenCV DepthAIカメラでデモを動かす2つのステップ

DepthAIの表示状態

OAK-D OpenCV DepthAIカメラを紹介

今回の記事で扱うOAK-D OpenCV DepthAIカメラとは、Luxonis社が開発したステレオカメラ2基と4Kカメラ1基を搭載するAIカメラです。

2020年にクラウドファンディングにて目標額の数十倍の出資を集めた事で有名になった経緯もありますが、実際に使ってみると、深度情報と色素情報を取得して以下のようなことができてしまう凄いカメラで驚きました。

  • カメラモジュール内でリアルタイム演算
  • オブジェクト検知
  • 画像認識
  • トラッキング 

このDepthAIカメラ内部で演算を行っているので、パソコン側のスペックをあまり要求されないのが魅力です。

Webで調べる限りラズパイ(Raspberry pi)を使って、DepthAIカメラを動かす記事もあるので、私もいずれ挑戦してみたいレベルです。

OAK-D OpenCV DepthAIカメラの調達方法

スイッチサイエンスで取り扱っていますが、最近ではAmazonでも販売されているようです。


調達する際には、以下も必要になるかもしれませんので、検討してください。


DepthAIカメラの内部に様々なモジュールを組み込んでいるので仕方がないのかもしれませんが、ガジェット目的で買うには「少し高いかな?」って価格です。

「最先端のAI技術を触れてみたい!」

「AI技術を利用したサービスを検討してみたい」

このような考えをお持ちの方は、ぜひ挑戦する価値があります。

なおOAK-D OpenCV DepthAIカメラには、自動焦点型と固定焦点型の2つがあります。

利用方法によって選ぶ必要があるので、適時選択をお願いします。

OAK-D OpenCV DepthAIカメラのDemoを動かす2つのステップ

開発元であるLuxonis社はOAK-D OpenCV DepthAIカメラのデモ環境として、DepthAIというWebアプリケーションを用意しています。

Python言語に触れている方ならば、公式ドキュメントを一読すれば環境を整えられると思います。

初めて環境構築を行う方は、別のステップを踏むようなので少しだけ敷居が高いです。

またWebで構築方法を調べるとGitを利用するインストール方法が散見しています。

GitのPathを通すとさらに敷居が高くなるので、私の記事ではGitを利用せずにDepthAIをインストールします。

DepthAIを動かす環境構築方法を分かりやすく2つのステップに纏めましたので、参考にして下さい。

PythonのディストリビューションであるAnacondaのインストール

デモ環境であるDepthAIはPythonにより動作しますので、Pythonが動く環境を用意する必要があります。

Pythonを動かすにはディストリビューションが必要となります。

ディストリビューションとは、分かりやすく言うと総合パッケージです。

Pythonを有効的に動かすにはPython単体の他、様々なライブラリが必要となり、それらを総合的にパッケージングして提供されています。

もちろん、開発する方向性により求められるライブラリが異なるので、それに合わせてディストリビューションを選ぶ必要があります。

今回、紹介に挙げるAnacondaは主にデータサイエンスや機械学習に関連するものが同梱されているので、Pythonの開発環境を整えるのに扱いやすいディストリビューションとなっています。

Anacondaを以下よりダウンロードして、インストールしてください。


Pythonで本格的に開発していく場合には、IDE(統合開発環境)が必要になっていきますが、今回の記事では使わないので割愛とします。

もし今日のある方は、Visual Studio Codeで検索してください。

DepthAIのインストール

次はWebアプリケーションのDepthAIを導入していきます。

元データをGithubよりダウンロードし、所定のフォルダへ配置してください。


Anacondaプロンプトを起動して、DepthAIのフォルダへと移動します。

CUIなのでコマンドにより操作をする必要があり、主に以下のコマンドを使用して移動します。

  • Ctrl + Z  Pythonの対話モードから離脱する
    対話モードの場合、">>>"と表示され、離脱すると(base)に変わります。

  • cd 移動先のフォルダ  指定のフォルダへと移動する
    例: cd D:\python\depthai-main


DepthAIのフォルダへと移動したら、次のコマンドを実行してください。

(base) D:\python\depthai-main>python install_requirements.py

以下のようにインストールが始まります。

Webからデータをダウンロードしながら行われる為、かなりの時間がかかります。

(base) D:\python\depthai-main>python install_requirements.py
pip 22.3.1 from D:\ProgramFiles\anaconda3\lib\site-packages\pip (python 3.10)
Requirement already satisfied: pip in d:\programfiles\anaconda3\lib\site-packages (22.3.1)
Collecting pip
  Downloading pip-23.1.2-py3-none-any.whl (2.1 MB)
     ---------------------------------------- 2.1/2.1 MB 3.2 MB/s eta 0:00:00
Installing collected packages: pip

/* ****** 長いので略 ****** */

Successfully installed ffmpy3-0.2.4 mcap-1.0.2 mcap-ros1-support-0.0.8 pyusb-1.2.1 rosbags-0.9.11 sentry-sdk-1.5.1


インストールを終えると、現在のフォルダの中に”depthai_demo.py"が作成されていますので、以下のコマンドを打って、そのファイルを起動するとDepthAIがブラウザで立ち上がります。

(base) D:\python\depthai-main>python depthai_demo.py


DepthAIのUIにて設定を切り替えることで、いくつかの動作を検証できますが、その詳細については別の記事に纏める事とします。

 

さいごに

今回は、OAK-D OpenCV DepthAIカメラのデモを動かす方法について紹介しました。

OAK-D OpenCV DepthAIカメラとはLuxonis社がクラウドファンディングで開発したステレオカメラです。

特徴としてモジュール内部で解析を行い、その結果をパソコンに出力してくれます。

Luxonis社はOAK-D OpenCV DepthAIカメラのデモ環境を用意しており、デモを動かすには2つのステップを踏む必要があります。

一つは、Python開発環境となるディストリビューションの構築です。

Pythonを効率的に動かす為に、複数のライブラリが必要となります。

求められる機能ごとにパッケージング化し、それをディストリビューションとして配布しています。

私の記事では解析系が揃っているAnacondaを紹介しました。

二つ目はDepthAIのインストールです。

DepthAIとは OAK-D OpenCV DepthAIカメラを動かすWebアプリケーションです。

Gitを経由する方法と経由しない方法のいずれかで導入ができますが、GitのPathを通す作業を含めると複雑になるので、私の記事ではGitを利用しないインストール方法を紹介しました。

なお、コマンドベースで動作をさせていくので、CUIの操作には慣れていく必要があります。

これら2つのステップを踏むことで、 OAK-D OpenCV DepthAIカメラのデモ環境が動かせるようになります。

今回の記事は如何だったでしょうか。

もし今回の記事が良かったと思った方や評価したいと思った方は、コメントを残して頂けると嬉しいです。

また、私はパソコン以外にも記事を書いていますので、そちらも読んでいただけると幸いです。

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