こんにちは、Akira(Type-EDGE)です。
あなたはパソコンを買い替えた事はありますか?
新しいパソコンだと部品が一新されていますので、旧世代のモデルに比べると格段に操作が快適になります。
特にHDD搭載マシンからSSD搭載マシンに切り替わった時なんて、こう感じるかもしれません。
「今まで、どれだけ時間を捨てていたんだ……」
ただし、新しい環境になるには、良い事ばかりではないですよね。
初期設定はもちろん、ファイルを輸送したり、アプリケーションを入れ直したりします。
ソフトウェアの中にはシリアルコードやアカウント情報を求めるものがあり、メール履歴からそれらを探し求めなければなりません。
正直、面倒です。
業務の一環でよくやっている私だからこそ、その面倒さはよく理解しています。
そこでパソコンのデータ移行ソフトに手を出してみました。
EaseUS Todo PCTransを使って、データの引っ越し作業がどう変わるのか、使うことによって生じうるメリットやデメリットはどのようなものかを紹介します。
このような方々向けの内容になっています。
- パソコンを買い替えようと考えている方
- パソコンのデータを簡単に引っ越しする方法を考えている方
- データ移行ソフトを調べている方
それでは、さっそく行ってみましょうッ!
【データ移行】LAN経由でデータ移行を行うEaseUS Todo PCTransを紹介
Akira(Type-EDGE)がたどり着いた結論
- パソコンのデータを引っ越しする方法の一つに、データ移行ソフトがある。
- データ元と移行先の両方のマシンにインストールする手間がある。
- ファイルスキャンにもかなりの時間がかかるので、手動移行と変わらない事実……
- データ移行ソフトは、パソコンに詳しく無い方向け。
- 分かるなら内臓ディスクを抜いて、移行先マシンに直差しが最適解。
パソコンのデータを引っ越しする3つの方法
新しくパソコンを買ったら、必ず立ちはだかるのがデータ移行です。
iPhoneやAndroid等の場合、初めて起動すると旧データの引継ぎシステムが動いて、簡単にアカウント情報やデータを移行できます。
しかし、Windowsの場合、そんな便利機能は非搭載です。
Microsoftさん、早く実装ヨロ……
パソコンのデータを移行する方法を、私は大きく3つに分類しています。
これらの移行方法はパソコンに関する知識によって選択する必要が出てきますので、ご自身ができる範囲で行うのが良いです。
データ移行ソフトを使う:初心者向け
「パソコンに詳しくないけれど、データを移行したい。どれがお勧め?」と、質問されたら真っ先に答える方法です。「簡単・確実・どうにかなる」の三拍子が約束されています。
データ量が少ないのならば無料で済みますが、その域を超えると有料です。
データ移行ソフトを使うメリット
- 直感的操作で簡単に移行できる。
- 動かし始めたら、終わるまで放置できる。
データ移行ソフトを使うデメリット
- 多くのデータを輸送するには、有料ソフトを使う必要がある。
- データ元と移行先の両方のマシンに、データ移行ソフトを入れなければならない。
ネットワーク経由でデータを引っ越しする:中級者向け
IPアドレスについて理解があったり、ディレクトリの共有ができたりするのならば、ネットワーク越しにファイルを送れます。不用意にソフトウェアを入れずに済むので、正直に言ってしまうと手軽です。
ネットワーク経由でデータを輸送するメリット
- 不必要なソフトウェアを入れずに済む。
- 必要なファイルを選んで自由にデータを引っ越しできる。
ネットワーク経由でデータを輸送するデメリット
- IPアドレスの固定化やディレクトリの共有等、知識が求められる。
- 前準備が地味に面倒。
内臓ディスクを移行先に差して、直接移動する:玄人向け
私が良くやっている方法なのですが、元データのマシンから内臓ディスクを抜き、それを移行先マシンに差して、データを直接吸い上げる方法です。USBに比べてSATA接続等は転送量が多いので早いし、確実だし、手間がかかりません。
ただし、一歩間違えれば全てのデータを失う危険性があります。また最近のWindowsでは、他のマシンでデータを吸い上げた内臓ディスクを元のマシンに戻して起動すると、起動障害が起きるので、後戻りはできなくなります。
完全に玄人向けの方法なので、分からない方は絶対にやらないでください。
内臓ディスクを移行先に差して直接移動するメリット
- 確実に早い
- 内臓ディスクとして認識されるので、周囲の環境に影響を受けない
内臓ディスクを移行先に差して直接移動するデメリット
- 方法を間違えると、全てのデータを失う。
- 元に戻すことができない。
EaseUS Todo PCTransを使ったファイル移行方法を紹介!
データ移行ソフトの一つであるEaseUS Todo PCTransを使って、さっそくファイル移行を試していきます。
ちなみに、このソフトウェアはインストールしたアプリケーションの移行もできる仕様となっていますが、今回は実施していません。
私のデータ移行作業では開発環境が確実に絡み、ユーザが使用するファイルの位置だけでなく、システムが利用するライブラリや環境に大きく左右されると判断した為です。
また、有償の開発環境の場合、ハードウェアの一意な情報であるUUIDを監視しているケースも少なくありません。
無事にソフトウェアを移動しても、起動し操作できなければ意味がありませんので、ここは確実かつ大人しく手動でインストールする方が最適解であると考えています。
EaseUS Todo PCTransですが、以下のURLからダウンロードできます。
インストールする対象ですが、データ元と移行先の両方にEaseUS Todo PCTransをインストールしてください。
インストールしているマシン同士で、データの輸送が行えるようになります。
ソフトを立ち上げたら、最初に画面下にあるIPアドレスを覚えておいてください。今後、IPアドレスを設定する時に必要になるかもしれません。
「PCからPCへ」のタブでスタートを選択します。
2台のマシンに対し、転送元と転送先を選択します。
転送元と転送先のパソコンを検索する画面へと移行しますが、基本的には自動で検索がかかります。wifiを経由している場合には自動検索にはかからないので、IPアドレスを手動で指定して見つけてあげる必要があります。
接続が完了すると、転送元のパソコンでアプリやファイル、アカウントのスキャンが開始します。
解析はそれぞれの量によってかかる時間が異なりますが、Windows11を利用している私の環境では20分程度でした。正直、ちょっと時間がかかるかなって感じがします。
スキャン結果は以下の3つに分けて表示しますので、今回は「ファイル」を選択します。
転送先へ移行したいファイルやディレクトリを選択し、「転送」をクリックすると転送が開始されます。
今回は簡単な画像ファイルを転送しただけなので、1分もかからずに終わりました。
データ移行ソフトを初めて使用した感想
今回の流れを箇条書きすると以下の流れになります。
- データ移行ソフト EaseUS Todo PCTransを公式サイトからダウンロード
- 転送元および転送先にEaseUS Todo PCTransをインストール
- ソフトウェアで転送元および転送先がネットワーク越しに繋がる様にする
- 転送元のアプリ・ファイル・アカウントのスキャニング
- 転送対象の選択と転送実施
- データ移行ソフトのアンインストール
ちょっと手数が多く、かつスキャニングに時間がかかりすぎるかなと感じました。
業務然り、個人のパソコンのデータ移行然り、既に移行したいファイルが分かっている条件から始まるので、可能な限り手早く済ませてしまいたいのが本音です。
またネットワークを経由しているので転送量が限られており、データ量が多くなれば多くなるほど遅くなると懸念してしまいます。
私がデータ移行を行う際には、古いパソコンを分解して内部の記憶メディアを抜き、新しいパソコンにそれを接続して直接、データを移行しています。
SATA等の接続となる為、ネットワークやUSBに比べて転送量が多く、短い時間で全ての作業を完了できます。
もちろん、物理的な接続で行う手法をネットワーク経由で転送する方法と比較するのは、比較の対象としてレベルが異なっているのは自覚しています。
それでも、いかに効率的にその作業を完了させるかを主軸とした場合には、私はSATA等の物理的接続によるデータ移行の方が合理的だと判断してしまいます。
データ移行ソフトはパソコンに詳しく無い方には最適な方法だと感じました。
さいごに
今回はデータ移行ソフト EaseUS Todo PCTrans について紹介しました。
古いパソコンから新しいパソコンへデータを移行するには3つの方法があります。
- データ移行ソフトを利用する
- ネットワーク経由でデータを移動する
- SATA等で記憶メディアを物理的に接続し、データを移動する
データ移行ソフト EaseUS Tode PCTransを利用してデータを実際に移行する方法も紹介しました。
このソフトウェアでは、転送元と転送先をネットワーク越しに接続し、選択したアプリやファイル、アカウント情報を転送してくれます。
実際に利用して感じたのは、データ移行ソフトは手順が多く、玄人向けではないということです。
パソコンやネットワークに詳しく無い方が、手軽にデータ移行をするには最適なソフトウェアだと分かりました。
今回の記事は如何だったでしょうか。
もし今回の記事が良かったと思った方や評価したいと思った方は、コメントを残して頂けると嬉しいです。
また、私はパソコン以外にも記事を書いていますので、そちらも読んでいただけると幸いです。
さいごの最後に、参考文献を掲載します。
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