2025/02/23

Google AI StudioのAPIキーを取得して、Raspberry Pi 5の環境変数に登録する

こんにちは、Akira(Type-EDGE)です。

AIと聞くと、心躍りませんか? 

私は不思議とワクワクしてきます。なんて面白い時代を生きているんだろうとか、これから未来はどうなるんだろうとか、意味もなく一人で妄想を繰り広げています。

そんな私ですが、最近はRaspberry Pi 5を使ってガジェット制作をしています。
ガジェットと聞くと、狂気のマッドサイエンティストを思い浮かべる方もいると思いますが、私はAIと語らう陰キャちゃんです。まずは語り合ってくれる仲間(AI)を用意しなければ、ただの独り言になってしまいます。

というわけで、今回はRaspberry Pi 5とGoogle AI Studio APIを連携して簡単なチャットボットを作ってみます。

開発環境などは過去の記事にありますので、ここまでどう来たんだろう? って感じた方はそちらも併せて参照いただけると嬉しいです。

それでは、行ってみましょうッ!

ところでGoogle AI Studioとは何?

Googleと聞けば、Androidや検索エンジン、Chromeといったものが思い浮かぶかもしれません。
そのGoogleはAI開発環境を提供しており、それがGoogle AI Studioと言います。

Google AI Studioは、Googleが提供するクラウドベースのAI開発プラットフォームです。直感的なインターフェースと強力な機能を備え、プログラミング初心者から上級者まで幅広く利用できます。

Googleが提供するGeminiはマルチモーダルな動作をすることを目的にしているので、テキストだけでなく画像や翻訳等、様々な機能を有する点が強みです。

最大の特徴は、様々な事ができるのに無料枠が広いこと。プロジェクトごとに無料枠を設定してくれているので、今回のように「ちょっとAI開発やってみるか」という娯楽なニーズを受け止めてくれます。

ChatGPT然りCopilot然り、だいたいの生成AIはAPIを使おうとすると有料への移行を求められます。有料化の壁は高いので、あまり超えたくないですよね。カード情報を解除し忘れると気が付けば課金してしまっていると落ち込みますし……

Google AI Studioはそのような心配をせず、かつクラウド環境の開発なので特別に何かを準備しなければならない事はありません。

ホント、Googleってスゴイですね。

Google AI StudioのAPIキーを取得する

まずはGoogle AI Studioにログインしてください。普段使用しているGoogleアカウントでログインできます。

そうしたら、「Get API Key」という青いボタンをクリックします。


すると「APIキーを作成」というボタンが出てくるので、それを選択します。

しばらくするとAPIキーが生成されるので、それをコピーしてください。決して外部に公開しないようにしてくださいね。


Google AI StudioのAPIキーを Raspberry Pi の環境変数に登録する。

Google AI StudioのAPIキーを取得しましたので、さっそくRaspberry Piで活用しましょう。

とはいえ、APIキーは外部に公開してはいけないものです。あなたのAPIキーが外部に流出し、第三者によって悪用されると金銭的被害にあったり、違法行為を助長したことになったりします。

その為、いかなるAPIキーもコードに直接書き入れるのは様々なリスクが発生します。個人的にコードを打っているうちならば良いですが、何かの理由でコードを提供して「そこにAPIキーが含まれていた」なんてことになりかねません。

コードと重要なキーは分離しておくのが望ましいので、Raspberry Piの環境変数に登録しておき、必要に応じて取得する仕組みにしておきましょう。

Rasberry Piの環境変数に登録する方法は2つあります。

環境変数に一時的に登録する

一時的に環境変数に登録する方法です。ターミナルのセッションが切れると消えてしまいますので、テスト等をする際に活用します。

ssh接続をして、以下のコマンドを打ってください。

export GOOGLE_API_KEY="apiKey"

環境変数に永続的に登録する

次に永続的に環境変数を登録する方法です。何度も登録しなおすのは面倒なので、使用するAPIキーが定まったら、こちらの方法を使用してください。

~/.bashrc を開きます。

vi ~/.bashrc

このファイルの末端に、環境変数を書き込みましょう。 

export GOOGLE_API_KEY="apiKey"

書き込んだら、ターミナルに次のコマンドを打って反映させます。

pythonで環境変数の値を読み取る

登録が終わりましたら、さっそくpythonで環境変数の値を読み取ってみましょう。

Visual Studio Code(VSCode)で以下のpythonファイルを作成します。

import os 

api_key = os.getenv("GOOGLE_API_KEY")

print(api_key)

最後に

今回はRaspberry Pi 5にGoogle AI StudioのAPIキーを環境変数に登録する方法について紹介しました。

APIキーやユーザ情報、パスワードなど重要な情報をコードに書いておくと、誤って流出させてしまう可能性があります。

その為、コードとは別の環境に保持するようにするのが望ましいです。

環境変数に大切な情報を格納し、その値を読みだしてみました。今後のコーディングではこの方法を活用して必要な情報を読みだしていこうと思います。

今回の記事は如何でしたか?
もし今回の記事が良かったと思った方や評価したいと思った方は、コメントを残して頂けると嬉しいです。 

また、私はパソコン以外にも記事を書いていますので、そちらも読んでいただけると幸いです。









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