こんにちは、Akira(Type-EDGE)です。
あなたはRaspberry Pi 5をもう購入しましたか?
私は絶賛Raspberry Pi 5を使っています。使っているというか、遊び倒していて、そろそろSDカードが消し飛ぶんじゃないかとヒヤヒヤしています。
そんな私ですが、前回はvnc接続をできる環境を構築しました。
やっぱりRaspberry Pi上で開発環境を整えて操作する上でvncを介して操作できた方が良いかなって思ったからです。思ったのですが、よくよく調べてみると、そこまでいらなかったかなと感じています。
Visual Studio Codeはご存じでしょうか?
Microsoftが提供する開発環境の一つで、最近では結構主流なんじゃないかなって私は思っています。
Visual Studio CodeもといVSCodeがあればvnc接続せずとも開発できることに気付いてしまいました。
この記事では、Raspberry Piにマウスやキーボードを接続せず、かつvnc接続をせずに開発環境を整える方法について記載します。
Raspberry Piは可愛いし楽しい。けれど低スペックマシンを使っているのはキーボードを叩き割るほどの苦痛以外でも何者でもありません。
この記事を読んで、あなたの開発環境を正常な速度に戻しましょう。
それでは、行ってみましょうッ!
Visual Studio Code(VSCode)からRaspberry Pi 5にSSH接続する
VSCodeにRemote Developmentプラグインを導入する。
まずはVSCodeにMicrosoftが提供するRemote Developmentプラグインを導入します。
Remote Developmentプラグインを導入すると、画面左端のリモートエクスプローラーで「リモート(トンネル/SSH)」が選択できるようになります。
「リモート(トンネル/SSH)」を選択し、SSHの歯車マークを押して更新するSSH構成ファイルの中から以下の値を選択してください。
C:\Users\ユーザー名\.ssh\config
configファイルが表示されるので、以下のように入力してください。
Host 任意(接続時の名前)
HostName Host名に.localを付ける、またはIpアドレス
User 接続するユーザ名
port 接続するport番号
IdentitiesOnly 公開キー認証のみにするか
PasswordAuthentication パスフレーズ認証にするか
TCPKeepAlive TCP Keep Aliveを送るか
接続に成功すると画面左下にSSH: Hostと表示されます。
この状態で「フォルダを開く」を選択すると、Raspberry Piのファイル階層にアクセスできるようになります。
途中でユーザにログインする行為を何度か求められると思いますが、ユーザのパスワードを通常通りに入れて頂ければ大丈夫です。
python環境の確認
せっかくなのでpython環境がRaspberry Piにあるか確認してみましょう。
teratermなどでRaspberry Piに接続して以下のコマンドを打ちます。
sudo python3 --version
もしもpythonがインストールされている場合には、そのバージョンが出力されます。
インストールされていない場合には、以下のコマンドでpythonを入れましょう
sudo apt install python3
次にライブラリ管理ツールをインストールします。
pipはpythonで使用するライブラリを簡単に管理する為のツールです。実際にコーディングする過程で様々なライブラリを使用していく事になりますが、その都度、ライブラリを探し当ててインストールするのは面倒です。
pipを使うとリクエストするだけで、そのライブラリを導入できるようになり、煩雑な作業から解放されます。
sudo apt install python3-pip
さらにRaspberry Pi OS のアップデートやアップグレードも済ませておきましょう。
可能であれば最新版で行っておいた方が、セキュリティ面も安心ですし、変なエラーで躓かなくなります。
sudo apt update
sudo apt upgrade
とりあえず、ここまでやればpythonコードを使った開発環境は完成です。
最後に
今回はVisual Studio CodeからsshでRaspberry Pi 5に接続する方法について記載致しました。
確かにRaspberry Piにvnc等、グラフィカルな環境に接続して開発できますが、どうしても低スペック故の遅さが目立ってしまいます。
開発のように時間のかかる行為は、ラグのような短い時間ロスが積もり重なると大きな損失となってしまうので、可能な限りレスポンスの良い環境で行うべきです。
なので、VSCodeからssh接続して開発するのが、開発環境も変わらず、普段使いのマシンも使えるし、とても良い方法だと感じました。
さらにこれならば、新たにキーボードやマウスを用意せずに済みますしね。
今回の記事は如何でしたか?
もし今回の記事が良かったと思った方や評価したいと思った方は、コメントを残して頂けると嬉しいです。
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